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感染者急増するのに…WSJ「韓国が世界初の風土病転換国になるだろう」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

新型コロナウイルスのオミクロン株が広がっている中、24日午後、大田(テジョン)のある保健所選別診療所で市民がコロナ検査を受けるため並んでいる。 キム・ソンテ記者

韓国が新型コロナウイルスによる致死率が世界で最も低いとし、新型コロナウイルスがパンデミック(大流行)からエンデミック(風土病)水準に低くなる世界で最初の国になるかもしれないとの見通しが出てきた。

ウォール・ストリート・ジャーナルは30日、「韓国などアジア諸国が新型コロナウイルスとともに暮らす方法を学んでいる」という見出しの記事を掲載しこのように評価した。

韓国は高いワクチン接種率、しっかりと整備された医療体系、効果的な感染症予防体系などを基盤に、最初にコロナがエンデミックで転換する国になる可能性が高い。


韓国は最近オミクロン株の流行で感染者数が急増したが、高いワクチン接種率を基に重症者・死亡者の割合は低い水準が維持されている。

実際に30日基準で韓国の2回接種率は全人口比86.7%だ。年齢別では12歳以上が94.5%、18歳以上が96.3%、60歳以上が95.7%となった。

カリフォルニア大学医学部の感染症専門医であるモニカ・ガンジー教授は「韓国が風土病に転換する最初の国になるかもしれない。韓国の成人の97%がワクチンを接種するなど高いワクチン接種率、公衆保健システムに対する高い信頼などパンデミックから抜け出すことができる適切な手段を保有している」と評価した。

同紙は韓国が新型コロナウイルスを風土病に転換する可能性が高い理由として低い致死率を挙げた。現在の韓国の累積致死率は0.12%で、最近死亡者が急激に増えた点を考慮しても米国の1.22%、英国の0.79%、日本の0.44%より顕著に低い水準だ。

実際に韓国政府は新型コロナウイルスの感染症等級調整と関連し、1級から2級に引き下げることを検討している。韓国政府は危険度と対応方式などに基づき法定感染症を1~4等級で分類している。

中央事故収拾本部のパク・ヒャン防疫総括班長は18日の新型コロナウイルス対応定例会見で「流行のピークが過ぎたら法定感染症2級への転換を考慮している」と話した。

金富謙(キム・ブギョム)首相も16日に「防疫当局は日常的医療体系でも新型コロナ対応が可能なように現在1級に指定されている感染症等級を変化した状況に合わせて調整することを医療界とともに議論してほしい」と指示した。

ウォール・ストリート・ジャーナルは韓国だけでなく他のアジア諸国も最近防疫規制を緩和してエンデミック転換に乗り出していると伝えた。

同紙によると全人口のワクチン接種率が92%に達するシンガポールは最近屋外でのマスク着用義務化を中断し、ワクチン接種者に限り隔離義務を解除した。

パンデミック中で扉を閉めたオーストラリアも再び扉を開けている。国境開放とともに入国時の義務事項だったPCR検査も廃止した。

日本も21日から17都道府県で施行されていた重点措置の解除計画とともに入国制限緩和に出た。日本の1日感染者数は2月初めには10万人を超える水準だったが、この1週間は5万~6万人水準を記録している。



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