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イスラエル「使用期限が差し迫った」ファイザー製70万回分が韓国に来る

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ファイザー製ワクチン

イスラエルが使用期限が差し迫ったワクチンを韓国と対等交換することにして、ファイザー製ワクチン70万回分の配送が数日内に始まる予定だと6日(現地時間)、ハアレツなど現地メディアは伝えた。

これによると、韓国とイスラエルは5日夜「ワクチンスワップ(交換)」の交渉を終えて契約を締結した。イスラエルがワクチンを数日内に伝達し始め、今月末まで配送を完了し、その後韓国は10-12月期に受けることにしたファイザー製ワクチンの同量を9月や10月にイスラエル側に提供するというのが契約の内容だ。

今回の契約に対してイスラエルのナフタリ・ベネット首相は声明を通じて「われわれは市民の生命を引き続き守っていくだろう」としながら「ワクチンは効率的で、生命を助ける。契約は両国に役立つウィン・ウィン(win-win)」と明らかにした。


現地のタイムズ・オブ・イスラエルは「ベネット首相は今回の契約成功のためにファイザー社とも着実に対話をして承認を得た」と説明した。ワクチン余剰分を他の国に提供するためにはファイザーの承認が必要だ。

これに先立って、イスラエルは31日で使用期限が満了するファイザーワクチン約100万回分に対する処分を苦心中だった。パレスチナ自治政府(PA)が先月、イスラエルの残余ワクチン約100万回分を受けることにして契約を破棄したことに続き、先週英国との議論も合意に至ることができなかったためだ。

4日、イスラエルのヘッジ・レビー保健相は現地のラジオ放送103 FMで「われわれは他の国と交渉中であり、昼夜でこの問題を扱っている」と明らかにしたが、この時までは具体的な交渉対象国と取り引き物量は言及されなかった。

契約物量が70万回分に多少減ったことについて、ハアレツは「イスラエルが12~15歳接種のための保有分を十分に備蓄しておくことを希望したため、伝達物量が多少減った」と説明した。イスラエルは12~15歳の子ども・青少年のワクチンに対する1回目の接種を9日までに終える計画だ。

昨年12月から国民のワクチン接種を始めたイスラエルは現在、人口の約60%がワクチン2回目の接種を完了した状況だ。一時、一日新規感染者が一桁まで減って先月15日「室内マスク解放」を宣言したが、インド型「デルタ株」による感染者の増加傾向でマスク着用の義務付けを復元した。

米ワシントンポストは「イスラエルは人口のほとんどがワクチン接種をしており、新たに変異株と戦う最初の国家として再び注目されることになった」と評価した。



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