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フランス、日本に海軍艦艇を派遣…北の違法瀬取りを監視

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
フランスが東海(トンへ、日本名・日本海)上で北朝鮮を監視するために海軍艦艇を日本に派遣する方針を固めた。フランスは今年4月から海上哨戒機と護衛艦「ヴァンデミエール」を長崎県佐世保海軍基地に派遣し、北朝鮮を監視するための海上巡回査察に参加することにしたと、ル・フィガロなど仏メディアが伝えた。

日本とフランスは今月11日(現地時間)、仏ブレスト海軍基地で開かれた第5回外務・防衛閣僚会合「2+2」でこのような内容に合意した。会合には日本からは河野太郎外相と岩屋毅防衛相が、フランスからはジャン=イヴ・ル・ドリアン外相とフロランス・パルリ軍事相がそれぞれ出席した。今回の合意によって、日本海上自衛隊は在日米海軍やヴァンデミエールと共に東海近海で海上巡回査察活動を行うことになった。監視の対象は北朝鮮船舶だ。北朝鮮船舶が東海上で石炭や武器などを輸出したり国際社会が搬入を禁止している物品を積み替えたりするいわゆる瀬取り行為を監視し、防ぐのが目的だ。

両国はこの日発表した共同声明で「瀬取りを含む北朝鮮の制裁回避について、引き続き協力して対処していく」としながら「フランスは、2019年の上半期に海上哨戒機及び艦艇といったアセットの派遣を通じて、違法な海上活動に対する監視活動への貢献を強化する意図を表明した」と明らかにした。また、この日発表された声明書には「インド太平洋地域における両国の共同訓練及び演習を全ての軍種で実践的かつ定期的に進めていくとの方針を確認した」という内容も盛り込まれた。


日本が仏軍と協力するのは、米国への依存度を弱め、中国を牽制(けんせい)するためのものだとの分析もある。AFPは「ドナルド・トランプ米国大統領のアジア同盟国に対する防御意志が疑われる状況で、日本がフランスと軍事協力に熱意を示している」と評価した。

日本はまた、英国とも軍事協力を強化している。10日にロンドンで開かれた日英首脳会談で、安倍晋三首相とテリーザ・メイ首相は今年上半期に英国護衛艦を日本に配備することを確認した。



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