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ソウルで築27年のビルが崩壊危険に…使用禁止措置

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
崩壊危険に置かれたソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)のテジョンビルに12日、使用禁止措置が下された。これを受け、入居者はこの日午後まで事務室を空けなければならない。ソウル江南区庁はこの日午前11時ごろ、施設の安全およびメンテナンスに関する特別法第8条により該当建物を第3種施設に指定し、使用禁止措置を下した。

これに先立ち、11日午後、ソウル市はテジョンビルの崩壊危険の届け出を受け、江南区庁と共に緊急点検後に入居者に全員退去するよう命令を下したことがある。しかし、この日午前まで具体的な指針もなく待機を呼びかけることしか伝わらず、ビルの出入りが許されていた。

一歩遅れて建物が3種施設に分類されることで施設の使用制限、使用禁止、撤去、住民の避難など安全措置が行われた。これを受け、入居者も事務室を空けるために忙しく動いている。江南区庁はこの日午後、近隣住民たちを対象に崩壊危険に関する住民説明会を開く予定だ。


一方、ソウル江南区三成洞に位置したテジョンビルは1991年竣工した地下7階、地上15階の住宅商店複合建物だ。表面では問題がないように見えるが、工事が行われた地上2階の主柱にひびが入るなど、崩壊の兆しが見えて届け出が続いた。

11日午後、ソウル市と江南区庁が緊急点検に出た。点検結果、柱の断面が20%程度露出し、鉄筋被覆の厚さと鉄筋のつなぎ目の位置などにも問題が生じたことが確認された。ソウル市は点検結果、安全等級の最下位であるE等級と推定されるとして入居者を対象にした緊急退去措置を下した。



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