ドナルド・トランプ大統領が18日(現地時間)、北朝鮮に対して「今まで非常に良い関係」と自評した。一方、北朝鮮は19日、メディアを通じて「米国がシンガポール(米朝首脳会談の)の目標を失って脱線した」と批判した。米朝高官級会談をめぐり神経戦を繰り広げているという分析が出ている。
トランプ大統領の北朝鮮との関係に対する評価はフォックスニュースサンデーを通じて報じられた。トランプ大統領はこのインタビュー番組で「大統領として最も大変な決定は何だったか」という質問に「北朝鮮がとても難しい問題だった。非常に危うい状況だったため」と答えた。トランプ大統領は前任者であるバラク・オバマ前大統領が業務引継ぎで北朝鮮について「国が直面した最も大きな問題」と表現したとも伝えた。
トランプ大統領はまた「北朝鮮に対してどのような路線を取るべきかに関する真の決定(real decision)を下したと考え、少なくとも今までの進み具合にとても満足(very happy)している」と述べた。トランプ大統領は「われわれは本当に上手くやっている」として「もし政府が前進するばかりだったら、われわれは北朝鮮と戦争をしただろう」とも話した。「私自身にA+を与えたい」として「A+より高い点数はないか?」とも話した。
トランプ大統領は司会者が「(北朝鮮が)新しい(ミサイル)基地を建てていると言われているが、そうだろうか」と反問すると、「その可能性もあるかもしれないが、おそらく違うだろう」とし、「私はその話を信じていない」と答えた。最近、米戦略国際問題研究所(CSIS)が提起した北朝鮮のミサイル基地稼動問題に対する回答だ。
トランプ大統領は北朝鮮に関して「われわれが進むべき道に向かっており、今までは良かった」と強調した。これは北朝鮮との非核化交渉が意図した方向に向かっており、成果をあげているという自評だ。
だが、北朝鮮は対外宣伝用メディアである「朝鮮の今日」を通じて異例のトランプ大統領の実名を名指して不満を表わした。朝鮮の今日は北朝鮮外務省や朝鮮中央通信のように公式チャンネルではないが、北朝鮮が度合いを調整しながら非難する時に動員される。
朝鮮の今日は「最近、米軍部が朝米交渉が膠着状態に処した時に『最大の圧迫と関与』でわれわれを非核化に追い込もうとするトランプの対朝鮮政策推進に積極的に歩調を合わせようとする動向を見せている」と主張した。また「今、米国はシンガポールで確定した目標も失い、朝米関係の改善と平和という基本軌道から脱線し『最大の圧迫を通した非核化』という支線に汽車を走らせている」と主張した。この記事の見出しは「米国を信頼できるか?」だった。トランプ大統領を名指して米国を非核化政策を非難したのは異例的だ。
北朝鮮は4月以降、トランプ大統領に対する直接的な非難は自制してきた。当時、北朝鮮が崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官の名義でマイク・ペンス副大統領を「愚かな間抜け者」と批判し、トランプ大統領から米朝首脳会談の取り消しを通知されたことがある。
北朝鮮は6月、初めての米朝首脳会談を行ってからはトランプ大統領と米国行政府の実務当局者を分離して対応し、トランプ大統領を直接名指すのはさらに控えてきた。しかし、米朝間非核化をめぐる駆け引きが激しかった先月下旬から周辺メディアを通じてトランプ大統領に少しずつ言及している。先月20日、対南宣伝用メディアである「わが民族同士」が「米国大統領が『われわれの承認なしに何もできない』として韓国を露骨に圧迫した」と批判したのが代表的だ。しかし、当時も「トランプ」という名前を入れたわけではなかった。これに比べれば、19日は批判の度合いを強めたものだ。
トランプ大統領の北朝鮮との関係に対する評価はフォックスニュースサンデーを通じて報じられた。トランプ大統領はこのインタビュー番組で「大統領として最も大変な決定は何だったか」という質問に「北朝鮮がとても難しい問題だった。非常に危うい状況だったため」と答えた。トランプ大統領は前任者であるバラク・オバマ前大統領が業務引継ぎで北朝鮮について「国が直面した最も大きな問題」と表現したとも伝えた。
トランプ大統領はまた「北朝鮮に対してどのような路線を取るべきかに関する真の決定(real decision)を下したと考え、少なくとも今までの進み具合にとても満足(very happy)している」と述べた。トランプ大統領は「われわれは本当に上手くやっている」として「もし政府が前進するばかりだったら、われわれは北朝鮮と戦争をしただろう」とも話した。「私自身にA+を与えたい」として「A+より高い点数はないか?」とも話した。
トランプ大統領は司会者が「(北朝鮮が)新しい(ミサイル)基地を建てていると言われているが、そうだろうか」と反問すると、「その可能性もあるかもしれないが、おそらく違うだろう」とし、「私はその話を信じていない」と答えた。最近、米戦略国際問題研究所(CSIS)が提起した北朝鮮のミサイル基地稼動問題に対する回答だ。
トランプ大統領は北朝鮮に関して「われわれが進むべき道に向かっており、今までは良かった」と強調した。これは北朝鮮との非核化交渉が意図した方向に向かっており、成果をあげているという自評だ。
だが、北朝鮮は対外宣伝用メディアである「朝鮮の今日」を通じて異例のトランプ大統領の実名を名指して不満を表わした。朝鮮の今日は北朝鮮外務省や朝鮮中央通信のように公式チャンネルではないが、北朝鮮が度合いを調整しながら非難する時に動員される。
朝鮮の今日は「最近、米軍部が朝米交渉が膠着状態に処した時に『最大の圧迫と関与』でわれわれを非核化に追い込もうとするトランプの対朝鮮政策推進に積極的に歩調を合わせようとする動向を見せている」と主張した。また「今、米国はシンガポールで確定した目標も失い、朝米関係の改善と平和という基本軌道から脱線し『最大の圧迫を通した非核化』という支線に汽車を走らせている」と主張した。この記事の見出しは「米国を信頼できるか?」だった。トランプ大統領を名指して米国を非核化政策を非難したのは異例的だ。
北朝鮮は4月以降、トランプ大統領に対する直接的な非難は自制してきた。当時、北朝鮮が崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官の名義でマイク・ペンス副大統領を「愚かな間抜け者」と批判し、トランプ大統領から米朝首脳会談の取り消しを通知されたことがある。
北朝鮮は6月、初めての米朝首脳会談を行ってからはトランプ大統領と米国行政府の実務当局者を分離して対応し、トランプ大統領を直接名指すのはさらに控えてきた。しかし、米朝間非核化をめぐる駆け引きが激しかった先月下旬から周辺メディアを通じてトランプ大統領に少しずつ言及している。先月20日、対南宣伝用メディアである「わが民族同士」が「米国大統領が『われわれの承認なしに何もできない』として韓国を露骨に圧迫した」と批判したのが代表的だ。しかし、当時も「トランプ」という名前を入れたわけではなかった。これに比べれば、19日は批判の度合いを強めたものだ。
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