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韓国人登山家らヒマラヤ遠征隊9人、強風に巻き込まれ死亡

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

金昌浩隊長(写真=日刊スポーツ)

韓国で初めて無酸素ヒマラヤ8000メートル級14座完登に成功した金昌浩(キム・チャンホ)隊長(49)を含むグルジャヒマール遠征隊がヒマラヤ山中で遺体で見つかった。

外交部は13日、「駐ネパール大使館によると、現地時間12日に韓国人5人と外国人4人で構成された登山隊がヒマラヤのグルジャヒマールを登っている途中にベースキャンプで強風に巻き込まれ、急斜面を転落して死亡した」と明らかにした。海抜3500メートル地点にあるベースキャンプは雪崩に襲われ完全に破壊された状態で発見された。

外交部と駐ネパール大使館は事故の通報を受けすぐに在外国民保護対策班と現場対策班をそれぞれ構成し、ネパール警察当局とベースキャンプ運営機関などと接触して事故状況を把握する一方、遺体回収と搬送など今後の進行状況について緊密に協力している。


外交部は「現在小型ヘリで捜索した結果、遺体は発見したが回収に困難があり、回収装備を備えたヘリを使って早急に遺体を収容する予定だ。今後家族のネパール訪問時の葬礼手続き支援など必要な領事助力を積極的に提供する」と明らかにした。

大韓山岳連盟によると、金昌浩隊長率いる遠征隊は先月28日からグルジャヒマール南壁新ルート開拓に出た。11月11日まで45日の日程だった。

遠征隊は金昌浩隊長をはじめ、ユ・ヨンシク氏(51、装備担当)、イ・ジェフン氏(24、食糧・医療担当)、イム・イルジン氏(49、ドキュメンタリー映画監督)らで構成された。当初遠征隊名簿になかったが外信で発表された死亡者リストに名前が上がったチョン・ジュンモ氏は現地で合流した人物なのかを把握中だ。

金昌浩隊長は韓国で最初に無酸素ヒマラヤ14座登頂に成功したベテラン登山家だ。2005年7月14日のナンガパルバット(8156メートル)登頂から2013年5月20日のエベレスト(8848メートル)登頂まで、ヒマラヤ8000メートル級14座を完登した。

金昌浩隊長は昨年もネパールのガンガプルナ(7140メートル)南壁新ルートを開拓した功労を認められ韓国人で初めて「黄金のピッケル賞」の審査委員特別賞を受賞している。

イム・イルジン監督は主に山岳ドキュメンタリー映画を作った代表的な山岳映画監督だ。大学山岳部出身でヒマラヤとアルプス遠征経験が多く、5月には新たな山岳映画を制作するためにクラウドファンディングで資金を集めたりもした。





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