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安倍首相出席の懇談会で「大東亜戦争」と表現した麻生副総理

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
麻生太郎副総理兼財務相が17日、安倍晋三首相が出席した公式行事で、過去に日本が起こした太平洋戦争を「大東亜戦争」と表現したと、東京の外交筋が18日伝えた。

外交筋によると、麻生副総理は前日晩、首相公邸で開かれた行事に出席した。安倍首相が自衛隊の幹部を招待して開いた懇親会だった。安倍首相と河野太郎防衛相のあいさつに続き、麻生副総理が乾杯のあいさつを述べた。

麻生副総理は自衛隊指揮官を育成する現在の防衛大学設立に寄与した人物に言及した。そして「日本が戦争で不必要な被害を受けた最大の理由は陸軍と海軍の間の意思疎通不足だった。それで(陸・海・空を統合して教育する)防衛大学が設立された」「陸・海・空が同じ釜の飯を食うのが重要だが、今日このように一緒に乾杯ができて本当にうれしく思う」などと語った。さらに「大東亜戦争が始まる前、駐英大使の吉田茂(元首相で麻生財務省の祖父)を武官としてもてなした人がいた」と述べ、「大東亜戦争」との表現が登場したという。


「大東亜戦争」とは1941年に日本が「欧米列強からアジアの植民地を解放させ、大東亜共栄圏の建設とアジアの自立を目標にする」という戦争名分を掲げて閣議で決定した名称だ。日本の敗戦後、連合国司令部(GHQ)統治時代には「戦争用語」として使用が禁止されたりもした。その後、禁止語指定は解除されたが、政府の公式文書や教科書、メディアなどは依然としてこの表現の使用を避け、代わりに「太平洋戦争」などの表現を使用している。事実上、現在も使用が避けられている。天皇も「以前の大戦」「あの不幸だった戦争」という表現を主に使っている。

韓国や中国などアジア諸国は「『大東亜戦争』という表現の中には戦争と植民地支配を正当化しようという意図が込められている」と拒否感を表してきた。麻生副総理は首相在任中の2008年にも記者懇談会で「大東亜戦争」という表現を使用し、日本国内と周辺国から「戦争と歴史に対する認識が不足している」という抗議を受けたことがある。

一方、これまで多くの妄言と失言を繰り返してきた麻生副総理が今回の内閣改造で留任したことについては日本国内の世論も冷ややかだ。13-15日に実施された読売新聞の世論調査で麻生副総理兼財務相の留任を「(高く)評価する」という回答は33%、「評価しない」という回答は55%だった。菅義偉官房長官の留任に対する賛成世論が66%にのぼったのとは対照的だ。



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