与野党の次期大統領候補も秋夕(チュソク、中秋)の食事の定番の話題の1つだ。大統領選挙まで2年以上残っているが、彼らの支持率と政治活動は今後の政局の形勢を測る主要な物差しだからだ。彼らは7カ月後に迫る来年の総選挙の「キープレーヤー」でもある。総選挙の構図を左右する与野党8人の秋夕を見た。
世論調査専門機関カンタコリアがSBS(ソウル放送)の依頼により9~11日に実施した大統領選支持率の結果を秋夕連休期間に出した。
李洛淵(イ・ナギョン)首相が15.9%で1位、黄教安(ファン・ギョアン)自由韓国党代表が14.4%で2位だった。(詳細な調査概要と結果は中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照)
李首相は今回の秋夕連休を読書して過ごした。李首相は15日、フェイスブックに連休期間に読んだ3冊の本を紹介した。『20VS80の社会(原題:Dream Hoarders)』(リチャード・リーヴス)、『私たちが知らない大韓民国(原題)』〔張大煥(チャン・デファン)〕、『KAIST未来戦略2019』(ムンスル未来戦略大学院・未来戦略研究センター)などだ。李首相は大韓民国の6大課題(少子高齢化・社会統合紛争解決・平和と国際政治、持続的成長と繁栄・持続可能な民主福祉国家・エネルギーと環境問題)を挙げ、「すべて手ごわい課題だ。しかし避けることも先送りすることもできない」と述べた。
李首相は10月末には大統領直選制以来、最長寿首相(2年5カ月)を記録する。官界で呼ばれる李首相のニックネームは「李テール」だ。「李洛淵+ディテール(詳細)」の合成語だ。党内では首相職から退いた後、共同選対委員長を務めて総選挙板を陣頭指揮したり、ソウル鐘路(チョンノ)・世宗(セジョン)など象徴的地域から出馬する案が上がっている。李首相の強みとして「安定感」が挙げられるが、相対的に党内勢力基盤は弱いという評価がある。
黄教安(ファン・ギョアン)自由韓国党代表も秋夕に読んだ本をフェイスブックで紹介した。『権利のための闘争』(ルドルフ・フォン・イェーリング)だった。黄代表は14日フェイスブックに「(この本に)『生命と自由は日々得られるのではなく、日々奪取してこそ得られるものだ』と書かれていた」と記した。フェイスブックに書いた通り黄代表は連休期間に対与党闘争の先鋒に立った。14日夕方6時にはソウル駅広場で「チョ・グク任命撤回1人デモ」も行った。
黄代表は私的な席で「勝利の総選挙のためならば、どんな犠牲も甘受する」と言ったりしている。まず、「保守が団結しなければ総選挙は敗北」という公然とした発言のように、黄代表は保守大統合の問題に焦点を当てている。韓国党の関係者は「なかなかうまくいかなかった保守統合が『反チョ・グク』をモメンタムにして燃えているようだ」と話した。しかし、韓国党で「極右」「親日」のフレームを取り除き、「改革保守」「中道」のイメージに変貌させるのが本当の黄代表の課題という見方もある。
金富謙(キム・ブギョム)共に民主党議員〔4選、大邱寿城(テグ・スソン)甲〕は有力大統領選候補の地位を固めるためにも、来年の総選挙で生き残ることが重要だ。カンタコリア世論調査では2.1%で全体の10位にとどまったが、与党の不毛地帯・大邱で再選に成功すると「地域主義打破」の象徴として進歩陣営で「バカ盧武鉉(ノ・ムヒョン)」の精神を継承したと認められるようになる。しかし、容易ではない。韓国ギャラップが35日に発表した世論調査で、民主党のTK〔大邱・慶尚北道(キョンサンブクド)〕の支持率は20%にしか及ばなかった。
そのため、金議員は行政安全部長官から退いた4月から大邱に住んでいるような状態で民心を固めている。今回の秋夕連休中には西門(ソムン)市場などを回った。金議員はフェイスブックに「政治は無限の責任を負うこと」とし「青年が夢見ることのできる世界を作るという決意を絶対に裏切らない」と述べた。
李洛淵氏10月に最長寿首相、黄教安氏「反チョ・グク」保守統合に弾力(2)
世論調査専門機関カンタコリアがSBS(ソウル放送)の依頼により9~11日に実施した大統領選支持率の結果を秋夕連休期間に出した。
李洛淵(イ・ナギョン)首相が15.9%で1位、黄教安(ファン・ギョアン)自由韓国党代表が14.4%で2位だった。(詳細な調査概要と結果は中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照)
李首相は今回の秋夕連休を読書して過ごした。李首相は15日、フェイスブックに連休期間に読んだ3冊の本を紹介した。『20VS80の社会(原題:Dream Hoarders)』(リチャード・リーヴス)、『私たちが知らない大韓民国(原題)』〔張大煥(チャン・デファン)〕、『KAIST未来戦略2019』(ムンスル未来戦略大学院・未来戦略研究センター)などだ。李首相は大韓民国の6大課題(少子高齢化・社会統合紛争解決・平和と国際政治、持続的成長と繁栄・持続可能な民主福祉国家・エネルギーと環境問題)を挙げ、「すべて手ごわい課題だ。しかし避けることも先送りすることもできない」と述べた。
李首相は10月末には大統領直選制以来、最長寿首相(2年5カ月)を記録する。官界で呼ばれる李首相のニックネームは「李テール」だ。「李洛淵+ディテール(詳細)」の合成語だ。党内では首相職から退いた後、共同選対委員長を務めて総選挙板を陣頭指揮したり、ソウル鐘路(チョンノ)・世宗(セジョン)など象徴的地域から出馬する案が上がっている。李首相の強みとして「安定感」が挙げられるが、相対的に党内勢力基盤は弱いという評価がある。
黄教安(ファン・ギョアン)自由韓国党代表も秋夕に読んだ本をフェイスブックで紹介した。『権利のための闘争』(ルドルフ・フォン・イェーリング)だった。黄代表は14日フェイスブックに「(この本に)『生命と自由は日々得られるのではなく、日々奪取してこそ得られるものだ』と書かれていた」と記した。フェイスブックに書いた通り黄代表は連休期間に対与党闘争の先鋒に立った。14日夕方6時にはソウル駅広場で「チョ・グク任命撤回1人デモ」も行った。
黄代表は私的な席で「勝利の総選挙のためならば、どんな犠牲も甘受する」と言ったりしている。まず、「保守が団結しなければ総選挙は敗北」という公然とした発言のように、黄代表は保守大統合の問題に焦点を当てている。韓国党の関係者は「なかなかうまくいかなかった保守統合が『反チョ・グク』をモメンタムにして燃えているようだ」と話した。しかし、韓国党で「極右」「親日」のフレームを取り除き、「改革保守」「中道」のイメージに変貌させるのが本当の黄代表の課題という見方もある。
金富謙(キム・ブギョム)共に民主党議員〔4選、大邱寿城(テグ・スソン)甲〕は有力大統領選候補の地位を固めるためにも、来年の総選挙で生き残ることが重要だ。カンタコリア世論調査では2.1%で全体の10位にとどまったが、与党の不毛地帯・大邱で再選に成功すると「地域主義打破」の象徴として進歩陣営で「バカ盧武鉉(ノ・ムヒョン)」の精神を継承したと認められるようになる。しかし、容易ではない。韓国ギャラップが35日に発表した世論調査で、民主党のTK〔大邱・慶尚北道(キョンサンブクド)〕の支持率は20%にしか及ばなかった。
そのため、金議員は行政安全部長官から退いた4月から大邱に住んでいるような状態で民心を固めている。今回の秋夕連休中には西門(ソムン)市場などを回った。金議員はフェイスブックに「政治は無限の責任を負うこと」とし「青年が夢見ることのできる世界を作るという決意を絶対に裏切らない」と述べた。
李洛淵氏10月に最長寿首相、黄教安氏「反チョ・グク」保守統合に弾力(2)
この記事を読んで…