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「対北朝鮮制裁違反」で韓国に抑留中の船舶、廃棄処分へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
国連対北朝鮮制裁決議違反の疑いで韓国に抑留中の船舶が廃棄処分される。

韓国外交部によると、国連安全保障理事会傘下の対北朝鮮制裁委員会は9日(現地時間)、パナマ船籍のタンカー「コティ(Koti)号」の廃棄を承認した。廃棄作業は韓国国内で行われる。コティ号は公海上で北朝鮮の船に石油精製品を積み替えた疑い。中国山東省を出港した後、2017年12月21日に韓国平沢(ピョンテク)港に入って抑留された。

対北朝鮮制裁委はコティ号が国連安保理制裁対象船舶である北朝鮮の「クムウンサン3号」と船舶間で石油精製品を積み替えたと、ホームページに掲示した。


その間、国連安保理決議違反で韓国国内で抑留されたり出港が保留された船舶はコティ号を含めて計6隻。韓国政府はこのうち船主が再発防止を約束した4隻に対して制裁委の抑留解除を要請し、1日に制裁委は香港船籍の「ライトハウスウィンモア号」と韓国船籍の「Pパイオニア号」の放免を承認した。

ただ、コティ号と同じ容疑の「タレントエース号」は対北朝鮮制裁を故意に違反した可能性が高いという判断から制裁委に廃棄を要請し、関連の議論を進めてきた。制裁委は現在タレントエース号に対しても廃棄するかどうかを議論中という。無国籍船舶のタレントエース号は2018年1月から群山(クンサン)港に抑留されている。



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