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「成人がアダルト動画を見るのが罪か」 https遮断に怒った韓国の若者(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「どういう権利で個々人のインターネットを検索してアダルト動画を遮断するのか」。

「民主主義なのか、共産主義なのか…今までこのような政府はなかった」。

最近、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の請願掲示板を埋めているコメントだ。「アダルト」という言葉が入った掲示文はこの1週間で330件以上も検索されるほどだ。若者を中心に政府の「https」遮断政策を反対する声が高まっている。政府に対する不満が爆発して政治争点にまで浮上している。


ある市民が青瓦台掲示板に載せた「https遮断政策に対する反対意見」と題したコメントは、登録(11日)から1週間も経過していない17日午前、署名者が20万人を超えた。一月間に20万人以上が同意した請願に対しては青瓦台と政府は公式答弁をしなければいけない。この市民は「海外サイトに広まっているリベンジポルノの阻止、著作権があるウェブ漫画の保護目的などの趣旨には同意する。しかしhttpsを遮断すればあらゆることに影響を及ぼすことになる」と主張した。

https遮断とはSNI(Server Name Indication)遮断のことで、政府が11日に「海外成人・賭博サイト接続を遮断する」として導入した規制だ。従来のDNS(Domain Name System)遮断方式より強化された措置で、サイトが暗号化された情報を交わす前に暗号化キーを交換するパケット(SNI)を政府がみて接続を許容するかどうかを決めるというものだ。

◆アダルト動画を見る権利

一次的に出てくる激しい批判は、国が成人の本能を罪悪視して個人の自由を制約しようという点のためだ。16日にソウル駅広場に男性およそ100人が参加して抗議デモをした背景だ。デモ参加者は「アダルト動画遮断を掲げて個人のアクセス記録を見るのか」「バーバリーマン(コートを羽織った露出狂)のためにバーバリー(コート)を禁止するのは不当だ」などと書かれたカードを持って「アダルト動画を見る権利」を主張した。

彼らの主張のように韓国の憲法には個人の自由と権利を保障する内容が多い。「すべての国民は私生活の秘密と自由を侵害されない」(第17条)、「すべての国民は通信の秘密を侵害されない」(第18条)、「言論・出版に対する許可や検閲、集会・結社に対する許可は認められない」(第21条第2項)などだ。政界でも懸念の発言が出てきた。河泰慶(ハ・テギョン)正しい未来党議員は13日、最高委員会議で「19禁サイトは19歳以下に限り禁止すればよい。単なる成人サイトまで遮断するのは成人の自由を制約する」と主張した。



「成人がアダルト動画を見るのが罪か」 https遮断に怒った韓国の若者(2)


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