ベトナムのダンスチームがアップロードした『DDU-DU DDU-DU』のカバーダンス映像(写真=Youtube)
2000年代後半にデビューしたBROWN EYED GIRLS(ブラウンアイドガールズ)、2NE1(トゥエニィワン)、f(x)(エフエックス)の後にガール・クラッシュコンセプトを前面に掲げたグループがいなかったのもBLACKPINKに力を与えた。「きれいか可愛いかセクシーか」の範疇に属しないガールズグループに対する需要は絶えずあったが、それを満足させるほどのグループがいなかったためだ。ウェブマガジン『アイドルロッジ』のミミョ編集長は「海外ファンにはBLACKPINKはガール・クラッシュの元祖格の2NE1の継承者と見られている」とし、「2NE1はかつて米国進出を宣言したが特別な活動を見せられなかったため、彼らに対する郷愁が吸収されたもの」と分析した。
これはファンたちがBLACKPINKを消費する方法とも関係なくない。防弾少年団がツイッターを中心にファンとコミュニケーションを取るならば、BLACKPINKの主なツールはインスタグラムだ。ファンにとってBLACKPINKは真似がしたい‘ワナビー’として存在するためメッセージ性が強いツイッターよりイメージと動画中心のインスタグラムの方がよく合っているものと見られる。14日付のYGエンターテインメントの発表によると韓国内の女性芸能人1位となったリサ(1323万人)を筆頭にジェニー(1187万人)、ロゼ(1016万人)、ジス(1003万人)でメンバー全員がフォロワー数1000万人を越えた。インスタグラムで昨年末に「トップ10」アカウントを発表した時には少女時代のテヨン(1299万)が女性芸能人の1位だった。
韓国ジョージメイソン大学のイ・ギュタク教授は「K-POPが音楽だけでなくミュージックビデオ・カバーダンス・リアクション映像など多様な方式で消化されたことでファッションもそれに劣らず重要な要素として浮上している」とし、「G-DRAGON(ジードラゴン)やCL(シーエル)がシャネルのファッションショーに招待されたように彼らを歌手よりもファッショニスタ、あるいはセレブとして消費する人々も多いだろう」と説明した。昨年ユニバーサル・ミュージック傘下レーベルのインタースコープと組んで米国進出計画を発表したBLACKPINKはことし上半期にアジア・北米・オーストラリア・欧州ツアーを行う。4月12日、19日にはアイドル・グループ初の米国最大の音楽フェスティバルの1つであるコーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバルのラインナップにも名を連ね、期待を集めている。
K-POPの記録塗りかえるBLACKPINK…ネクストBTSなるか(1)
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