サッカー韓国代表の暫定監督に内定したロベルト・モレノ氏 [写真 KFA]
1日、サッカー界の関係者によると、大韓サッカー協会は暫定監督交渉を終えた後、モレノ氏を内定した。サッカー協会はこの日午前、天安(チョンアン)に位置したコリアフットボールパークで理事会を開いた後、「ワールドカップ(W杯)後から空席となっている代表チームのコーチングスタッフとしてモレノ監督を含む6人の選任を承認した」と公式発表した。
スペイン出身者が韓国代表チームを指揮するのは今回が初めてだ。モレノ氏とFCソチで共にしたエドゥアルド・ドカンポ首席コーチ、分析とトレーニング方法論の専門家ハシント・マグリニャ・コーチ、スペイン下部リーグで監督を務めたビクトル・ブラボ・デ・ソト・コーチが補佐する。欧州リーグでフィジカルコーチとして活動してきたハビエル・チョカロ氏、スペインのラ・リーガで10年以上の経験を持つGKコーチのニコ・ボッシュ氏まで全員がスペイン出身だ。
「モレノ師団」の契約期間は11月27日まで。Aマッチ6試合の評価によって来年1月のアジアカップまで代表チームを指揮できる条件を含めるという。
サッカー協会は韓国代表の北中米W杯1次リーグ敗退で洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が退いた後、9月から11月まで行われるAマッチ6試合を率いる暫定監督の選任に入った。初めて公開採用で進められた中、有力な候補に挙がっていたグスタボ・ポジェ前全北現代監督は脱落した。
最終候補5人にモレノ監督をはじめ、ペップ・グアルディオラ監督の下でコーチを務めたドメネク・トレント氏(スペイン)、元イラク代表監督のヘスス・カサス氏(スペイン)らが含まれていたことが分かった。オンライン面接を経て玄泳民(ヒョン・ヨンミン)国家代表戦力強化委員長が欧州に出国して対面面接を行い、最終的にモレノ氏に決めて合意まで終えた。モレノ氏は徹底的な資料準備と計画で高い点数を受けたと伝えられた。
選手時代にプロの経験がないほど無名だったモレノ氏は映像分析家を経て20代から指導者の道に入った。パリ・サンジェルマンのルイス・エンリケ監督の右腕として2011年、ASローマをはじめ、セルタ・ビーゴ、バルセロナ、スペイン代表チームでエンリケ監督をコーチとして補佐した。
ルイス・エンリケ監督が2019年、骨肉腫の娘の世話のためスペイン代表監督から退くと、モレノ氏が監督代行を引き受けて9試合で7勝2分けという成績を残し、ユーロ2020予選を無難に通過した。しかしルイス・エンリケ監督の復帰後に葛藤が生じて独立したモレノ氏は監督としてASモナコ、グラナダ、ソチなどを率いたが、結果は期待に及ばなかった。
分析とデータ活用に優れているが、守備の不安が弱点と指摘された。2024~25シーズンにロシア・ソチ監督時代に「試合の準備などをAIチャットGPTに依存した」という批判記事も出てきたが、本人はこれを否定した。モレノ氏は2022年カタールW杯後にパウロ・ベント監督が退いた後、韓国監督に志願したが、ユルゲン・クリンスマン監督に押された。
サッカー協会は「モレノ氏は比較的若い年齢だが、名実共に世界最強クラブと国家代表チームを率いた経験、優れたデータ活用能力を基盤とした戦術設計および相手チーム分析が長所に挙げられる」と明らかにした。
玄泳民戦力強化委員長は「今回の暫定監督選任は手続き的な正当性と公正性に対する国民の関心が大きかっただけに、体育会の基準に合わせてこれを遵守するために相当な努力をした」とし「モレノ氏は韓国サッカーに対してすでに高い理解度を持ち、さまざまな戦術的代案を提示するなどその熱意が印象深かった。厳しい過程を経て選任されたモレノ師団が韓国代表チームの雰囲気転換と競技力向上に役割を果たすことを期待する」と明らかにした。
最近イングランドプレミアリーグでは、アーセナルのミケル・アルテタ監督、チェルシーのシャビ・アロンソ監督、リバプールのアンドニ・イラオラ監督などスペイン人指導者の旋風が起きている。
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