今年3月、イラン最高指導者モジュタバ・ハメネイ師の最初のメッセージを放送するイラン国営放送。写真 IRIB画面キャプチャー
イラン軍部系メディア「デファ・プレス」によると、民兵組織バシジのガセム・ゴライシ副司令官はこの日、「ハメネイ師が人々の中に姿を見せたり、軍指揮官会議などに参加したりする様子を収めた写真や文書が近く公開される」とし、「敵に恥をかかせることになる」と主張した。
これとともにIRIB放送やIRNA通信などの国営メディアも、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領が就任3年目を迎え、モジタバ師と面会し、軍事発展や対外経済交流など国政の懸案について話し合ったと伝えた。
今回の報道は、最高指導者の健康不安説がピークに達した時点で出た。
モジタバ師は、前最高指導者で父親のアリ・ハメネイ師が死亡した今年2月末の米国・イスラエルによる空襲で重傷を負った後、最高指導者に選出されたものの、公の場に姿を現していない。先月の父親の葬儀にも出席しなかった。
特に今月7日、英国を拠点とする反体制メディア「イランワイヤ(IranWire)」は消息筋を引用し、モジタバ師が重篤な状態にあり、内閣との接触も遮断され、死亡説が流れていると報じていた。
これを受け、イラン当局は最高指導者の健在ぶりを立証し、民心の収拾を図ろうとしているとみられる。ただ、公開された客観的資料が乏しく、双方の主張の真偽は依然として不透明な状況だ。
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