ウクライナの国旗
AFP通信などの海外メディアによると、4日(現地時間)、ウクライナのSNSに、南部ヘルソン地域でドローンが市場の商人を攻撃する場面が入った映像が投稿された。
映像には52歳の市場の商人がドローンの追跡を逃れようと走り回る姿があった。男性は駐車された車両を挟んでドローンを避け、あちこち動きながら身を隠した。車両の後ろに身を隠すたびにドローンは車両の周囲を旋回しながら男性の位置を探そうとした。
攻撃の機会をうかがっていたドローンは轟音を立てて速度を上げた後、車両の後ろに身を隠していた男性に向かって突進し、自爆した。商人は命を取り留めたものの、破片による傷や脳震とうなどのけがを負ったという。
◆ロシア「意図的な攻撃でない」
ヘルソンは戦争初期にロシア軍が占領したものの、その後にウクライナが奪還した最前線地域だ。現在ロシア軍は都市を流れるドニプロ川の対岸に退いた後、ドローンなどを用いた攻撃を続けている。
ロシア軍はドローンで手榴弾や対人地雷を投下したり、民間人に向けドローンを突進させて爆発させたりする方法で被害を与えている。緊急救助に駆けつけた救急車のほか、自転車に乗る子どもや市場を訪れた高齢者までが攻撃対象になることもあるという。
ウクライナは今回の映像について、ロシアによる民間人攻撃の証拠だと主張した。一方、ロシアは戦争勃発以降、民間人を意図的に攻撃したことはないという立場を維持している。
◆ウクライナ「野蛮な戦争犯罪」
ウクライナのシビハ外相は同日、SNSで「ヘルソンであったこの野蛮な戦争犯罪は、国際社会による正義の処罰を受けるべきだ」と主張した。
ウクライナのゼレンスキー大統領もこの映像を共有し、「ヘルソンでは毎日、平凡な市民がロシアのドローン『サファリ』に露出している」とし「人間の命を狙った攻撃はやめるべきだ」と強調した。
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