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地震後に避難したのに「売上金を金庫に入れてこい」…熊本地震、20代のイオンモール女性従業員が帰らぬ人に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

マグニチュード(M)7.1の地震が発生した翌29日、熊本県各地に地震の爪痕が残っている。イオンモール熊本では、地震後に発生した爆発で2階の一部と外壁が大きく崩壊している。EPA=聯合ニュース

熊本県で発生した地震の際、爆発事故で建物の一部が崩壊した大型ショッピングモールで働いていた20代の女性従業員が、地震直後に避難した後、会社の指示で再び店舗に戻り亡くなっていたことが分かった。

2日、NHKなど現地メディアによると、熊本県の大型ショッピングモール「イオンモール」内の雑貨店「ハビタ」で働いていた大竹玖瑠美さん(22)は、地震が発生した先月28日午後、店内で勤務していた。


大竹さんは地震発生後、同僚とともに駐車場へ避難していたが、会社幹部の指示を受けた店長に頼まれ、再び店舗へ戻った。


当時、大竹さんは偶然駐車場で会った親族に、「売上金を金庫に入れるよう指示されたので、店に戻らなければならない」と話し、親族の引き止めにもかかわらず、同僚とともに建物内へ入った。

その約5分後、イオンモールで大規模な爆発が発生し、連絡が取れなくなった。爆発の原因は、飲食店街のガス管が地震で破損し、漏れ出したガスが爆発したものとみられている。

その後、警察は翌日午前2時ごろ、大竹さんと同僚の遺体を店舗近くで発見した。遺体の損傷が激しかったため、DNA鑑定によって身元が確認されたという。

大竹さんの祭壇を訪れたハビタの幹部は、売上金を金庫に入れるよう指示したことを認め、遺族に謝罪した。

遺族によると、大竹さんは3きょうだいの長女で、3年前に父親を亡くした後、ハビタで働きながら家族を支えてきた。

大竹さんの親族は、「明るく誠実で、何事にも一生懸命取り組む子だった」とし、「以前から責任感が強い子だったので、指示に従ったのだと思う」と語った。

今回の地震では計38人が死亡した。捜索が終了したイオンモールだけでも、従業員7人が命を落とした。



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