24日、フランス・ジロンド県で発生した山火事による巨大な煙が一帯を覆っている様子が衛星写真に捉えられた。[ロイター=聯合ニュース]
29日(現地時間)、CNNによると、欧州で急激な気温上昇が「むち打ち効果(Whiplash Effect)」と呼ばれる異常気象を引き起こしている。これは、極端に雨の多い天候と極端に乾燥した天候が短期間のうちに繰り返される現象を指す。その結果、雨を受けて生い茂った草木が、その後の猛暑と干ばつを経て一斉に枯れ、大量の可燃物として蓄積される。こうして蓄積された可燃物は大規模山火事の要因となり、火災嵐(ファイアストーム)が発生しやすい環境を生み出す。
火災嵐とは、大規模な山火事が放出する莫大な熱によって強い上昇気流と強風が発生し、それがさらに山火事を拡大させる悪循環を指す。この過程では、火災積乱雲(Pyrocumulonimbus)が発生し、落雷や突風を伴うこともある。28日には、フランス・ボルドーの山火事現場でこの火災積乱雲が観測された。
専門家らは、こうした連鎖作用の結果、欧州の山火事は消防力だけでは鎮圧が困難なメガファイアの段階に入ったと分析している。スペイン・リェイダ大学森林科学科のビクトル・レスコ・デ・ディオス教授は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、「今回マドリードを脅かしたメガファイアが放出したエネルギーは、広島に投下された原子爆弾29発分に匹敵する」と語った。
今回の山火事で、フランスでは16万ヘクタール以上、スペインでも15万ヘクタール以上が焼失した。山火事はトルコやギリシャにも広がっている。英紙ガーディアンは、「山火事は11月初めまで続く可能性がある」と伝えた。
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