5日(現地時間)、イラン・テヘランの大規模礼拝施設「モサラ」で開かれたアヤトラ・アリ・ハメネイ前最高指導者の葬儀に参列した弔問客が黒い服を着て赤い旗を掲げながらスローガンを叫んでいる。[AFP=聯合ニュース]
CNNなどによると、前日に続き5日も広場はハメネイ師を追悼する人々で埋まった。追悼客らは黒い服をまとい、赤い旗を振った。これは2月28日に米国とイスラエルの空爆で死去した「殉教者」ハメネイ師への悲しみ(黒)、血と復讐(赤)を象徴している。追悼客は進行者の声に合わせて「米国に死を」「イスラエルに呪いを」などと叫んだり、胸を叩いて悲しんだりした。英語で「トランプを殺せ(Kill Trump)」と書かれた横断幕を掲げる市民もいた。
ハメネイ師の棺は広場に設置された壇上に置かれた。空爆の際に共に死亡したハメネイ師の娘、娘婿、息子の妻、孫娘の棺も並べられた。市民らは壇上から50メートルほど離れたところに設置された臨時の壁の外から5つの棺を見上げながら追悼した。広場の左右で男女の区域が分けられていた。
ハメネイ師の棺にはイスラム教シーア派の第3代イマーム(宗教指導者)のフセインを称える「ヤー・フセイン(おお、フセインよ!)」と書かれた赤い旗が掛けられた。悲劇的な死を遂げてシーア派の殉教者の象徴となったフセインとハメネイ師を同一視しようという意図だ。
実際に前日の葬儀で進行者は「ハメネイ師とその家族は無防備な状態で悪魔によって残酷かつ理不尽に暗殺された」とし「イマーム・フセインの家族のように、ハメネイ師の無辜の家族も敵に惨殺された」と述べた。追悼客らは「私たちが守れなかった」と叫んだ。
葬儀が米国の250周年独立記念日(4日)と同じ日に始まったことについても、テヘラン大学のモハマド・エスラミ研究員は「フセインの殉教を追悼するシーア派最大の宗教行事『アシュラ』の直後に葬儀を行うことでハメネイ師の死がフセインの殉教を継承するというメッセージを伝えるためのものであり、米国とは関係ない」とアルジャジーラに話した。
しかし米国では、自国の象徴的な記念日にイランが葬儀を開始したのは殉教・抵抗精神を極限まで高めようとするためだとみている。CNNは「イラン政権は(葬儀を通じて)存亡の危機にまで追い込まれた戦争から生き残った自らの不屈の回復力を知らせようとしている」と分析した。
米独立記念日に「トランプ殺せ」…反米の噴出口となったハメネイ師の葬儀(2)
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