米ワシントンで30日(現地時間)、女性たちが米連邦最高裁のトランスジェンダー学生選手に関する判決を歓迎するプラカードを掲げ、デモを行っている。この日、連邦最高裁は、ウェストバージニア州とアイダホ州の「トランスジェンダーの女子スポーツチームへの参加禁止」法が合憲であるとの判断を示した。[ロイター=聯合ニュース]
米連邦最高裁は30日(現地時間)、ウェストバージニア州のトランスジェンダーの高校生ベッキー・ペッパー・ジャクソンさんと、アイダホ州の大学生リンジー・ヘコックスさんが、それぞれ州政府を相手取って起こした訴訟で、判事6対3の意見で原告敗訴の判決を下した。
ウェストバージニア州は2021年に制定した法律で、性別を「出生時の生物学的性別と遺伝学に基づく」と規定しており、アイダホ州は2020年、出生時に男性として生まれた学生には女子スポーツへの参加を認めないと定めた。
最高裁の多数意見は、これらの法律は、すべての人に対する法の平等な適用を定めた合衆国憲法修正第14条と、教育における性差別を禁じた教育改正法第9編(Title IX)に違反しないと判断した。
今回の判決は、訴訟が提起された2州についての判断ではあるが、テキサス州、フロリダ州、ノースカロライナ州など25州と、バージニア州、アラスカ州など2州で施行されている同様の法律や規定にも影響を及ぼすと予想されている。
トランプ大統領は、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に「大きな勝利だ」と投稿し、「あのばかげた状況(トランスジェンダーの女子スポーツ参加)は、これで終わった」と歓迎した。
原告のペッパー・ジャクソンさんは、思春期抑制剤とホルモン治療を受けた後、女子クロスカントリー、砲丸投げ、円盤投げに出場し、ヘコックスさんもホルモン治療を受けた後、女子陸上チームへの加入を試みたが、認められなかった。
米メディアは、保守派が優勢を占める最高裁の構成を踏まえ、女子選手の安全と競技の公平性を理由に、原告敗訴の可能性が高いと予想していた。CNNは「今回の判決は、性的マイノリティー運動にとって重大な敗北だ」と評価した。
今回の判決は、最近の米最高裁がトランスジェンダーを巡る問題で保守的な判断を続けている流れの延長線上にあると受け止められている。最高裁は昨年、未成年者の性別適合治療を禁止する州法を合憲と判断したほか、今年初めにはトランスジェンダー学生を保護する規定を制限し、トランスジェンダーの軍務を制限する政策や、旅券の性別表記を制限する政策についても認めている。
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