26日、デンマーク・コペンハーゲンの噴水で若者たちが水遊びを楽しんでいる。[EPA=聯合ニュース]
27日(現地時間)、デンマーク気象庁は「前日、ユトランド半島東部の都市ウードムで最高気温が37度に達した」と発表した。デンマーク気象庁の1991~2020年の平年値によると、6月の平均最高気温は18~21度、7月の平均最高気温も20~22度に過ぎない。夏でも比較的涼しい北欧まで猛暑に見舞われているのは、「オメガ・ヒートドーム」現象が原因だ。上空の強い高気圧がギリシャ文字の「Ω(オメガ)」の形で居座り、暖気を一地域に長期間閉じ込める大気現象を指す。
西欧のスイスも状況は同様だ。スイス気象庁によると、前日はバーゼル(38.8度)、ブッフス(37.8度)、ビナウ(37.3度)など各地で観測史上最高気温を更新した。気象庁はこの日もバーゼルで39度をはじめ、各地で40度近い気温になると予想した。
アルプスの氷河も急速に溶けている。スイス氷河モニタリングネットワークのマティアス・フース研究員はAFP通信に対し、「現在、アルプス全域で氷河や積雪の融解速度が非常に速い」としたうえで、「平年と比べて約3カ月も早いペースで溶けており、冬の間に積もった雪や氷は月曜日(29日)までにすべて溶けてなくなるだろう」と説明した。
すでに東欧のチェコ(ドクサニ40.9度)や西欧のドイツ(ドレーヴィッツ41.5度)は、40度を超える「かまど」のような暑さに見舞われている。この日、フランスでは南西部の小都市ピソスで今年最高となる44.3度を記録した。フランスでは24~26日の死亡者数が前年の同じ時期より約1000人増えたことが確認されるなど、欧州では21日以降、平年を上回る超過死亡者数が1300人を超えたと、世界保健機関(WHO)は明らかにした。
欧州が猛暑に見舞われたのは今回が初めてではない。英紙ガーディアンによると、2003年の大規模な猛暑では欧州全域で約7万人が死亡した。当時、フランスでは44.1度、ポルトガルでは47.4度まで気温が上昇し、観測史上最高水準の猛暑を記録した。その後、欧州各国は猛暑の早期警報制度や病院の緊急対応体制などを導入したが、建物やインフラの改善は十分に進まなかった。その結果、住宅や学校、鉄道、発電所など、かつての涼しい気候を前提に設計されたインフラが、現在の猛暑に十分対応できていないとガーディアンは指摘した。
最も深刻な問題は鉄道だ。海外メディアは「ドイツ、スイス、英国などでは、猛暑による線路の変形が懸念されるため、速度制限や列車の運休が相次いでいる」と報じた。スウェーデンでは高温で線路がゆがみ、貨物列車が脱線したため、ストックホルムとヨーテボリを結ぶ鉄道の運行が中断される事態も起きた。
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