中国「上海野生動物園」のチンパンジー「ディンディン」 [オンラインコミュニティ キャプチャー]
15日の香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)によると、上海野生動物園の2歳のチンパンジー「ディンディン」は足を組んで座って牛乳を飲んだり飼育係に抱かれて恥ずかしそうにうなだれたりするなど、人間の赤ちゃんのような行動で人気だった。
ところが最近、SNSではティンディンが携帯電話の動画に集中する姿が相次いで登場した。映像では、ある女性が携帯電話で動画を見せ、ディンディンが音楽に耳を傾けながら画面を集中して見る姿が出てくる。別の訪問客はディンディンがおもしろい映像や短いドラマに大きな関心を見せたと伝えた。
こうした中、動物園側は9月から案内文を設置し、観覧客がディンディンに携帯電話を見せる行為を禁止する措置を取った。
動物園の関係者は「チンパンジーは動画を多く見ると視力が悪化し、ストレスを受けることがある」とし「視界がぼやけて人と意思疎通ができなければ、不安を感じて健康問題につながるおそれがある」と説明した。
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