猛暑警報が続く中、23日、東大邱(トンデグ)駅広場を日傘を差して歩く市民。 [聯合ニュース]
疾病管理庁によると、23日の一日に107人が熱中症の症状で救急室を搬送され、京畿道坡州市(キョンギド・パジュ)で1人が死亡した。これを受け、5月15日の監視体系稼働以降、熱中症患者は計1979人と集計された。うち死亡者は10人。
これは前年同期(5月20日基準、累積710人)比で約2.75倍。死亡者の数も昨年の3人から今年は10人へと3倍以上に増え、深刻性が増している。
熱中症は高温の環境に長時間露出して発生する急性疾患で、代表的な症状は頭痛、目まい、倦怠感、筋肉のけいれんなど。適切な措置を取らない場合、意識が遠のいたり死亡に至ったりするおそれがある。特に体温調節機能がまひして体温が40度以上に上がり、汗を出ないなどの症状が表れた場合、治療が遅れれば命が危険になる。
年齢帯別には65歳以上の高齢層が患者全体の32.0%で最も多い。専門家は猛暑の中での外部活動を控え、冷房がある場所で過ごすよう勧告している。
熱中症が最も多く発生した場所は室外作業場(31.6%)で、田畑(13.0%)、路上(12.7%)などが後に続いた。特に室外で労働や長時間の活動をする場合は危険度は大きく高まる。
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