『ピアノ・マン』で知られる米国のシンガーソングライター、ビリー・ジョエル（７６）が脳疾患の診断を受けたとし、治療に向け活動を中断すると明らかにした。

ジョエルのインスタグラムに投稿された声明によると、正常圧水頭症の診断を受け予定されたすべてのコンサートを中止することにした。


関係者は「ジョエルの状態が最近のコンサート公演で悪化し、聴力と視力、平衡感覚に問題が生じた」と明らかにした。


彼は医師の指示により物理治療を受けており、回復に向け公演を控えるよう勧告された。

ジョエルは「観客をがっかりさせて申し訳ない」と話した。

ジョエルのニュースを伝えたニューヨーク・タイムズは、彼が診断を受けた正常圧水頭症は脳に過度に脊髄液が貯まり発生する極めて珍しい疾患だとし、歩行障害と膀胱調節障害などを誘発すると説明した。

ジョエルは３月にも健康問題を理由に８回の予定されたコンサートを数カ月延期している。

１９７０年代初めから人気を集めたジョエルは『ピアノ・マン』をはじめ『素顔のままで』『オネスティ』『アップタウン・ガール』など多くのヒット曲を出した。

同紙によると、ジョエルは５０年以上にわたりビルボード「ホット１００」シングルチャートに４３曲をランクインさせた。