韓江(ハン・ガン)氏の小説『別れを告げない』の日本語版
13日、韓国文学翻訳院によると、斎藤氏は翻訳院の支援を受けて、昨年日本で『別れを告げない』日本語版を出版した。読売文学賞は第76回を迎える権威ある文学賞だ。作品の題名は原作に忠実だが、日本語の味を生かして『別れを告げない』としている。
斎藤氏は1960年新潟県で生まれで明治大学文学部史学地理学科で考古学を専攻している際に韓日学生会で韓国語を勉強し始めた。91年ソウルに留学を来た斎藤氏は延世(ヨンセ)大学と梨花(イファ)女子大学語学堂で韓国語をより深く学び、93年には翻訳なしで韓国語で直接書いた詩を集めた詩集を出した。
斎藤氏の手を経て日本読者が出会った本はチョ・セヒ著『こびとが打ち上げた小さなボール』、パク・ミンギュ著『カステラ』などがあり、韓江氏だけでなくチョ・ナムジュ氏(『82年生まれ、キム・ジヨン』)およびチョン・セラン氏ら女性小説家の作品も多数翻訳した。このうち『カステラ』は第1回日本翻訳大賞を受賞した。授賞式は11日東京帝国ホテルで開かれ、賞金は1人あたり200万円だ。
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