マルモラーダの資料写真[Pixabay]
イタリアの環境団体「レガンビエンテ」、アルプス保護のための国際委員会、イタリア氷河委員会の調査結果、ドロミーティ山脈で最も高いマルモラーダ氷河の厚さが一日に7~10センチずつ減っていることが分かった。
過去5年間に失われた氷河の面積はサッカー場98カ所に当たる70ha(ヘクタール)に達する。この団体はこの速度で氷河が溶け続ければ2040年にはマルモラーダでこれ以上氷河は見られないと推定した。
マルモラーダ山は高さ3343メートルのドロミーティの最高峰で、真夏にも頂上周辺を覆った万年雪がみられるところだ。科学者たちが19世紀末から毎年氷河規模を測定してきたため、気候変動の速度を感知する「自然温度計」と呼ばれる。2022年、マルモラーダ山の頂上周辺で大きな氷河の塊が落下し、登山客を襲って多数の死傷者が出たりもした。
専門家は「1888年に科学的測定が始まって以来、氷河の境界面が1200メートルも後退した」として「マルモラーダ山の氷河は取り返しのつかない昏睡状態に陥った」と懸念を示した。
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