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世界最強の海上哨戒機、韓国海軍に引き渡し…北朝鮮の対潜能力が大きく強化

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

世界最強の潜水艦キラーと呼ばれる最新鋭の海上哨戒機-II「P-8Aポセイドン」6機の奉還式が4日午前、慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)の海軍航空司令部で開かれた。P-8Aは2018年9月に導入が決まってから昨年までで合計6機が米国ボーイング社で生産され、先月19日と30日にそれぞれ3機が韓国に到着した。引継・運用要員は米国現地で約1年4カ月間、運用教育を受けた。P-8Aは約1年間の戦力化訓練を経て来年中盤から作戦に投入される予定だ。[写真 韓国海軍]

「潜水艦キラー」と呼ばれる世界最強の海上哨戒機「P-8A」6機が導入決定から6年を経て韓国海軍に引き渡された。これによって北朝鮮潜水艦に対抗する作戦能力が大きく強化されるだろうというのが海軍の説明だ。

海軍は4日午前、慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)にある海軍航空司令部で申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官、梁龍模(ヤン・ヨンモ)海軍参謀総長(大将)ら軍主要職位者、ソク・ジョンゴン防衛事業庁長などが出席する中、ハ・ソンウク海軍航空司令官(准将)の主管でP-8Aポセイドン奉還式が開かれ、韓国で初めての飛行任務を遂行した。申長官の指示によって飛行を開始したP-8Aの操縦士イ・ソンヒ少佐は「初飛行を成功裏に完遂した。戦力化に最善を尽くして敵の潜水艦を撃滅する」と覚悟を明らかにした。

海軍はこの日の行事で6機のP-8Aに固有番号を付与した。梁総長はP系海上哨戒機の機種番号である09に導入順序にともなう一連番号二桁を付けて、これらの機体をそれぞれ921、922、923、925、926、927号機と命名した。申長官は梁総長、ソク庁長と共にP-8A任務完遂と飛行安全を祈る「大韓民国の海を空から守る」と書かれた写真の額縁に署名した。


米ボーイング社のB737旅客機をベースに開発されたP-8Aは全長40メートル・幅38メートル・高さ13メートルの規模を誇り、ターボファンエンジン2基を装着して時速900キロ以上の速度で飛行することができる。ターボプロップエンジンを搭載した従来の運用海上哨戒機P-3Cの時速750キロよりも速度が大きく向上した。

また、数百キロ離れた海上標的を探知できる長距離X-バンドレーダーはもちろん、数十キロの距離標的を高解像度で撮影できるデジタル電子光学(EO)・赤外線(IR)装備など高性能監視偵察装備と電子戦装備も搭載している。海上ターゲットを精密打撃できる空対艦誘導弾と水中潜水艦を打撃できる魚雷などの武装も強化された。敵潜水艦の信号を探知して識別・追跡できる音響探知浮漂も120余発搭載可能だ。

P-8Aは2018年9月に導入が決まって昨年まで米国ボーイング社で合計6機が生産され、先月各3機、2度にわけて韓国に到着した。これに先立って、引継・運用要員は米国現地で約1年4カ月間の教育を受けた。P-8Aが1年の戦力化過程を経て海軍に正式配備されれば運用哨戒機はP-3C系16機を含めて22機に増える。

申長官は「ポセイドンは敵潜水艦を金魚鉢の中の魚にすることができる」とし「敵潜水艦にとって海は地獄になるだろう」と話した。続いて「我々の領海を侵略しようと狙う敵の水上艦は目につくと同時に即水葬させる」としながら「韓国型3軸体系の核心戦力として海洋作戦を主導するだろう」と強調した。



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