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【時視各角】失敗にも父親が多い国=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
半面、いま政界で見られる「他人のせい」攻防は破廉恥の極致だ。この惨めな失敗の責任はみんなが共に負わなければならないのは誰か見ても自明だ。2017年8月に招致が確定し、文在寅政権を経て特別法まで作り、また政権が交代して1年3カ月の準備期間があったのなら、責任の所在は与・野、前・現政権を問いただすことではない。さらに「主務部処は女性家族部だった」「いや、実際に進めたのは自治体だった」という赤面するような責任攻防までが見られる。不幸にも、このようなことはジャンボリーだけでなく多くの政治懸案で常時化している。

「成功には千もの父親がいるが、失敗は孤児」という西洋のことわざがある。誰も失敗の責任を取る人がいないということだ。ところが、このことわざは今の韓国政治には適用されない。韓国では失敗にも父親が多い。その理由が「私のせいだ」と責任を取る人が多いためなら幸いだ。しかし今の実情は「その父親は我が家の人ではなく、向こうの家の人」と互いに指を差して責める局面に近い。国民が恥じているのはまさにこの部分だ。

責任を自認して失敗を成功の母としようとする努力は与党も野党も関心の圏外にある。だから失敗は繰り返されるしかない運命ではないのか。


イェ・ヨンジュン/中央SUNDAY編集局長


【時視各角】失敗にも父親が多い国=韓国(1)

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