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中国から台湾を経由してきた「怪小包」…韓国警察、中国公安に捜査への協力を要請

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

23日、韓国の警察および陸軍・消防関係者が「怪小包」を確認するために江陵市校洞(カンヌンシ・キョドン)の江陵郵便集中局に入っている。 [写真 江原消防本部]

韓国で、注文したことのない「怪小包」を海外から受け取ったという届出が最近4日間で2000件を超えた。

23日、韓国警察庁や関係当局によると、各地で「怪小包」を受け取ったという届出が20日からこの日午後5時までに2058件あった。警察はこのうち1413件は誤認申告であることが確認され、疑いのある645件の小包を回収して調査を進めていると明らかにした。問題の小包はほとんどが黄色か黒色の封筒に入っていて、ビニールなどで二重包装されていた。内容物にはリップバームのような低価商品が入っているか何も入っていなかった場合もあった。発信者には「中華ポスト」「P.O.Box 100561-003777」「台湾」などが記されていた。

郵政当局は疑い郵便物の配送を中断して現場点検に乗り出した。郵政事業本部は国際郵便物の搬入を一時中断することにし、すでに国内に搬入された類似の類型の国際郵便物は安全性が確認された場合にのみ配達する予定だと明らかにした。関税庁は21日から国際郵便物と特送物品(海外配送宅配)に対する緊急通関強化措置に入った。関税庁は今回の「怪小包」問題が詐欺貨物である可能性に重点を置いている。販売実績の膨らませるために無作為に住所を入力した後、販売が行われたように見せかける手法を「ブラッシング詐欺」という。関税庁は「詐欺であることが確認されれば郵政事業本部などと協力して海外返送措置を取っている」と説明した。


今回の「怪小包」騒動は今月20日、蔚山(ウルサン)のある障がい者福祉施設に気体毒劇物が入ったと疑われる小包が見つかった後、全国に拡散している。蔚山小包の場合、開封した者に身体的異常症状があり、国防科学研究所が精密分析したが、化学・生物・放射能危険物質は検出されなかった。これに関連して大統領室はこの日、金泰孝(キム・テヒョ)国家安全保障室第1次長が主幹する関係部署状況点検会議を開いて部署別に後続措置について議論した。また、警察庁は「怪小包」の最初の届出があった蔚山障がい者福祉施設に届けられた小包の発信地を追跡するために中国公安部に捜査への協力を要請した。



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