「習近平下台(退陣)! 共産党下台!」
今年初めての寒波警報が発令された先月30日午後7時20分ごろ、ソウルの弘大(ホンデ)通り広場。地面には「1124」という数字の形にろうそくが並べられた。数字の横には菊の花と人形が置かれた。その周囲では100人ほどの中国人が丸く集まった。だれもが厚いコートを着てサングラスとマスク、帽子などを何重にも着用して顔を隠した姿だった。先月24日に中国新疆ウイグル自治区のウルムチで発生した集合住宅火災で犠牲になった人たちを哀悼し、中国政府のゼロコロナ政策に反対するための集会だった。韓国では初めて開かれた「白紙デモ」だ。
◇弘大通りの真ん中で「封鎖でなく自由を」
中国人らは寒さで白くなった素手で白いA4用紙を掲げたり抗議の内容を書いたプラカードを持った。プラカードには「自由を得られないよりは死ぬほうが良い」「われわれは国を愛している。国も私たちをもう少し愛すべきではないのか」「偽りではなく尊厳を、文革ではなく改革を、独裁ではなく選挙権を」「フリーチャイナ」などの文言が書かれた。自由・民主主義・人権をそれぞれ漢字、英語、韓国語で書いた紙も目に付いた。習近平主席の写真の上に「not my president」と書いたポスターを掲げる人もいた。
この日の集会では「私たちは封鎖ではなく自由を望む」「表現の自由を望む」「民主自由を必要とする」「封鎖を解除せよ」のようなスローガンが繰り返された。スローガンは韓国語と中国語で叫ばれた。続けてミュージカル「レ・ミゼラブル」の挿入曲である『民衆の歌』のメロディが広がり、参加者は中国語で一緒に歌った。韓国語で「習近平は下野せよ」という叫びが出たりもした。デモの中間には「自由中国!」という声も出てきた。この日の集会は約2時間にわたり行われた。
◇在韓中国人「数年にわたり家族と会えていない…人権望む」
この日デモに参加した在韓中国人らはインスタグラムに上げられたQRコードを見てテレグラムやカカオトークのグループチャットを通じて集まった。カカオトークのグループチャットルームには400人を超える人が集まったという。彼らは集会に向け中国語、韓国語、英語のポスターを公開して参加を促した。
韓国で働く通う20代の中国人Aさんは中国各地の封鎖措置に言及し「連帯するためデモに参加した」と話した。彼は「新型コロナウイルス発生から一度も中国にある家に行くことができず、家族とも会えていない。健康コードも、ゼロコロナ政策も望まない、基本的な人権を望む」と話した。
留学生である20代の中国人Bさんは涙声で「中国政府は死亡者が10人だと明らかにしたが、実際には44人が死んだという。その中には3歳の子どもがいたというが、その子どもを追悼するために人形を持ってきた」と話した。その上で「唯一疎通できるウィーチャットでウルムチの話をすれば公安が友達を追跡しないかと怖くて友達と話もできなくなっている」と付け加えた。
一方、先月24日に中国新疆ウイグル自治区ウルムチの集合住宅で火災が発生して10人が死亡し9人が負傷した。この集合住宅は新型コロナウイルス感染の懸念から100日以上封鎖されていた。防疫のため建物入口に設置された各種構造物が消火活動を妨げたことが明らかになり中国各地で民心が沸き立っている状況だ。その後中国をはじめ米国、日本、英国など世界各地で火災死亡者に向けた追悼の動きと中国政府に対する反発の動きが同時に起きている。
今年初めての寒波警報が発令された先月30日午後7時20分ごろ、ソウルの弘大(ホンデ)通り広場。地面には「1124」という数字の形にろうそくが並べられた。数字の横には菊の花と人形が置かれた。その周囲では100人ほどの中国人が丸く集まった。だれもが厚いコートを着てサングラスとマスク、帽子などを何重にも着用して顔を隠した姿だった。先月24日に中国新疆ウイグル自治区のウルムチで発生した集合住宅火災で犠牲になった人たちを哀悼し、中国政府のゼロコロナ政策に反対するための集会だった。韓国では初めて開かれた「白紙デモ」だ。
◇弘大通りの真ん中で「封鎖でなく自由を」
中国人らは寒さで白くなった素手で白いA4用紙を掲げたり抗議の内容を書いたプラカードを持った。プラカードには「自由を得られないよりは死ぬほうが良い」「われわれは国を愛している。国も私たちをもう少し愛すべきではないのか」「偽りではなく尊厳を、文革ではなく改革を、独裁ではなく選挙権を」「フリーチャイナ」などの文言が書かれた。自由・民主主義・人権をそれぞれ漢字、英語、韓国語で書いた紙も目に付いた。習近平主席の写真の上に「not my president」と書いたポスターを掲げる人もいた。
この日の集会では「私たちは封鎖ではなく自由を望む」「表現の自由を望む」「民主自由を必要とする」「封鎖を解除せよ」のようなスローガンが繰り返された。スローガンは韓国語と中国語で叫ばれた。続けてミュージカル「レ・ミゼラブル」の挿入曲である『民衆の歌』のメロディが広がり、参加者は中国語で一緒に歌った。韓国語で「習近平は下野せよ」という叫びが出たりもした。デモの中間には「自由中国!」という声も出てきた。この日の集会は約2時間にわたり行われた。
◇在韓中国人「数年にわたり家族と会えていない…人権望む」
この日デモに参加した在韓中国人らはインスタグラムに上げられたQRコードを見てテレグラムやカカオトークのグループチャットを通じて集まった。カカオトークのグループチャットルームには400人を超える人が集まったという。彼らは集会に向け中国語、韓国語、英語のポスターを公開して参加を促した。
韓国で働く通う20代の中国人Aさんは中国各地の封鎖措置に言及し「連帯するためデモに参加した」と話した。彼は「新型コロナウイルス発生から一度も中国にある家に行くことができず、家族とも会えていない。健康コードも、ゼロコロナ政策も望まない、基本的な人権を望む」と話した。
留学生である20代の中国人Bさんは涙声で「中国政府は死亡者が10人だと明らかにしたが、実際には44人が死んだという。その中には3歳の子どもがいたというが、その子どもを追悼するために人形を持ってきた」と話した。その上で「唯一疎通できるウィーチャットでウルムチの話をすれば公安が友達を追跡しないかと怖くて友達と話もできなくなっている」と付け加えた。
一方、先月24日に中国新疆ウイグル自治区ウルムチの集合住宅で火災が発生して10人が死亡し9人が負傷した。この集合住宅は新型コロナウイルス感染の懸念から100日以上封鎖されていた。防疫のため建物入口に設置された各種構造物が消火活動を妨げたことが明らかになり中国各地で民心が沸き立っている状況だ。その後中国をはじめ米国、日本、英国など世界各地で火災死亡者に向けた追悼の動きと中国政府に対する反発の動きが同時に起きている。
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