ロシアのプーチン大統領の最側近であるロシア企業のエフゲニー・プリゴジン氏(61)が、「プーチン氏の影の部隊」として知られる傭兵企業ワグネルグループを自身が創設したと初めて正式に認めた。
◇プーチン氏側近、傭兵企業「ワグネルグループ」初めて認める
AFP通信とロイター通信などが26日に伝えたところによると、プリゴジン氏はロシアのソーシャルメディア(SNS)に上げた声明で「私が直接古い武器を磨き防弾チョッキを分類し、私を助けてくれる専門家を探した。その日2014年5月1日にワグネル大隊と呼ばれることになった愛国者グループが生まれ、後にワグネルグループと呼ばれることになった」と明らかにした。
続けて「私は各国の国益を守るために防衛したことに対し誇らしく思う」としてウクライナ、アラブ、アフリカ、中南米などで活動した事実を公開した。プリゴジン氏が所有する外食企業コンコード・ケータリングはこの声明が事実だと明らかにした。
プリゴジン氏は2000年代初めにサンクトペテルブルクでレストランをしていた時期にロシア大統領府での宴席のケータリングを担当し、「プーチンの料理人」というニックネームがついた。プーチン大統領の信任を得たプリゴジン氏はロシアのクリミア半島武力併合があった2014年にロシアの秘密作戦を遂行するワグネルグループを創設したという。
◇ワグネルグループ、シリア内戦などで残酷な犯罪
ワグネルグループは2014年のクリミア併合当時にロシア軍を、その後東部ドンバス地域では親ロシア反乱軍勢力を助けてウクライナ軍と戦った。その後シリアとリビアの内戦をはじめ、スーダン、マリ、コンゴ民主共和国、モザンビーク、マダガスカルなどで内戦や紛争に介入しロシアの影響力を行使した。
プリゴジン氏はワグネルグループとの関係を否定し続けてきた。彼は自身とロシア政府などがワグネルグループとつながっていると報道したロシアの独立系メディアのメドゥーサ、エコー・オブ・モスクワなどを告訴したことがある。BBCは「民間民間軍事会社の設立はロシアの法律に反しており、プリゴジン氏はワグネルグループとどのような関係もないと一貫して否定してきた」と伝えた。
また、ワグネルグループは海外の紛争地域で略奪や民間人攻撃などの残酷な戦争犯罪に関連しており、プリゴジン氏がワグネルグループを率いていることが公式に明らかになれば法的責任を負わされる可能性もある。それでもワグネルグループの実体を認め創設者であることを公開したことに対しプリゴジン氏は「ロシア愛国主義の根幹である(ワグネルグループの)人たちを陥れないため」と明らかにした。
◇CNN「プリゴジン氏、ウクライナ戦争導く人物に選ばれる」
この日CNNはプリゴジン氏の宣言と関連し、「プーチン大統領のウクライナ計画が揺らぎロシアの権力バランスが変化しているのかもしれない」と分析した。ウクライナ戦線でロシア軍の失策が続きロシア国内の強硬派の間では新たな人物が戦争を率いるべきとの声が大きくなっているが、適切な人物としてプリゴジン氏が挙げられているということだ。プリゴジン氏はウクライナ侵攻初期からワグネルグループを率いて戦線を渡り歩き、不足する兵力を補充するために服役者を対象に新兵募集活動を行っている。
英調査報道専門メディア、ベリングキャットのフリスト・グロゼフ編集局長は「プリゴジン氏は数カ月間軍ブロガーなど強硬派民族主義者に信用を得て認められた。現在の軍首脳部の無能さに不満を持つ彼らの英雄になった」と伝えた。CNNはロシア軍の相次ぐ失策でワグネルグループが結局外部に公開され、プリゴジン氏はこれを足がかりにプーチン大統領に政治的報賞を要求してさらに大きな野望を見せるかもしれないと予想する。
◇プーチン氏側近、傭兵企業「ワグネルグループ」初めて認める
AFP通信とロイター通信などが26日に伝えたところによると、プリゴジン氏はロシアのソーシャルメディア(SNS)に上げた声明で「私が直接古い武器を磨き防弾チョッキを分類し、私を助けてくれる専門家を探した。その日2014年5月1日にワグネル大隊と呼ばれることになった愛国者グループが生まれ、後にワグネルグループと呼ばれることになった」と明らかにした。
続けて「私は各国の国益を守るために防衛したことに対し誇らしく思う」としてウクライナ、アラブ、アフリカ、中南米などで活動した事実を公開した。プリゴジン氏が所有する外食企業コンコード・ケータリングはこの声明が事実だと明らかにした。
プリゴジン氏は2000年代初めにサンクトペテルブルクでレストランをしていた時期にロシア大統領府での宴席のケータリングを担当し、「プーチンの料理人」というニックネームがついた。プーチン大統領の信任を得たプリゴジン氏はロシアのクリミア半島武力併合があった2014年にロシアの秘密作戦を遂行するワグネルグループを創設したという。
◇ワグネルグループ、シリア内戦などで残酷な犯罪
ワグネルグループは2014年のクリミア併合当時にロシア軍を、その後東部ドンバス地域では親ロシア反乱軍勢力を助けてウクライナ軍と戦った。その後シリアとリビアの内戦をはじめ、スーダン、マリ、コンゴ民主共和国、モザンビーク、マダガスカルなどで内戦や紛争に介入しロシアの影響力を行使した。
プリゴジン氏はワグネルグループとの関係を否定し続けてきた。彼は自身とロシア政府などがワグネルグループとつながっていると報道したロシアの独立系メディアのメドゥーサ、エコー・オブ・モスクワなどを告訴したことがある。BBCは「民間民間軍事会社の設立はロシアの法律に反しており、プリゴジン氏はワグネルグループとどのような関係もないと一貫して否定してきた」と伝えた。
また、ワグネルグループは海外の紛争地域で略奪や民間人攻撃などの残酷な戦争犯罪に関連しており、プリゴジン氏がワグネルグループを率いていることが公式に明らかになれば法的責任を負わされる可能性もある。それでもワグネルグループの実体を認め創設者であることを公開したことに対しプリゴジン氏は「ロシア愛国主義の根幹である(ワグネルグループの)人たちを陥れないため」と明らかにした。
◇CNN「プリゴジン氏、ウクライナ戦争導く人物に選ばれる」
この日CNNはプリゴジン氏の宣言と関連し、「プーチン大統領のウクライナ計画が揺らぎロシアの権力バランスが変化しているのかもしれない」と分析した。ウクライナ戦線でロシア軍の失策が続きロシア国内の強硬派の間では新たな人物が戦争を率いるべきとの声が大きくなっているが、適切な人物としてプリゴジン氏が挙げられているということだ。プリゴジン氏はウクライナ侵攻初期からワグネルグループを率いて戦線を渡り歩き、不足する兵力を補充するために服役者を対象に新兵募集活動を行っている。
英調査報道専門メディア、ベリングキャットのフリスト・グロゼフ編集局長は「プリゴジン氏は数カ月間軍ブロガーなど強硬派民族主義者に信用を得て認められた。現在の軍首脳部の無能さに不満を持つ彼らの英雄になった」と伝えた。CNNはロシア軍の相次ぐ失策でワグネルグループが結局外部に公開され、プリゴジン氏はこれを足がかりにプーチン大統領に政治的報賞を要求してさらに大きな野望を見せるかもしれないと予想する。
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