最近５年間に中国人１人に３０億ウォン（約２億７６６８万円）近い健康保険給与が支払われた事例があると集計された。外国人健保給与者上位１０人中７人は中国人だった。

２１日のニュース１の報道によると、国会保健福祉委員会所属の李容浩（イ・ヨンホ）議員（無所属）が国民健康保険公団から提出させた２０１７年から２０２１年７月末まで５年間の内外国人健康保険加入者現況資料を公開した。この資料によると、最高給与者となった中国人は２９億６３０１万ウォンの健康保険給与を受領していた。

この中国人は３２億９５０１万ウォンの診療を受け、そのうち本人負担金は３億３２００万ウォンだった。出血が止まらない遺伝性第８因子欠乏症（血友病）などを患っていた。


最近５年間に実際に診療を受けた外国人は４５５万９０００人で、彼らに支払われた健康保険給与は３兆６６２１億ウォンと集計された。外国人１人当たり８０万ウォン以上の健康保険の恩恵を受けたことになる。

７月末基準の外国人健康保険加入者は１２１万９５２０人で、彼らが登録した被扶養者は１９万４１３３人だ。

李容浩議員は「数年間韓国に滞在したり治療目的で入国した外国人は、いくら韓国人と同じ基準で健康保険料を出すといっても、結局健康保険制度にただ乗りするもの。韓国人と別に外国人対象の健康保険制度を運営すべき」と指摘した。