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バイデン氏、キャロルライン・ケネディ氏に「韓国人、われわれと非常に似ている」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮大学院大学の安豪栄(アン・ホヨン)総長(2013~2017年駐米大使)。イム・ヒョンドン記者

「私が見てきたバイデン元副大統領は、家族や人間関係に最善を尽くすあたたかいところがある人です」

バラク・オバマ政府2期の2013~2016年に駐米大使を務めた安豪栄(アン・ホヨン)北朝鮮大学院大学総長は、バイデン民主党大統領選候補の人柄を表す2つのエピソードを紹介した。

2015年10月、朴槿恵(パク・クネ)当時大統領がオバマ大統領と首脳会談のためにワシントンを訪問していた期間、バイデン副大統領は「2013年11月、孫娘フィネガンと一緒に訪韓した時の歓待を思い出す。必ず昼食をお迎えしたい」と強く要請した。


バイデン氏は当時、ワシントンDC海軍天文台(USNO)にあった由緒ある副大統領官邸で昼食会を開き、朴大統領を主賓としてもてなしながら「子どもの頃、父から客を家に招請するときには客が王様になったように感じるくらい最善を尽くせと言われてきた」とした。安氏は実際、彼がホストとして誠意を尽くしてもてなす姿が印象的だったと回顧した。

バイデン氏の父ジョセフ・バイデン・シニアは中古自動車セールスマンとして成功した。バイデン氏が「私は数千世代の間で大学を卒業した最初バイデン」と話すほどだ。バイデン氏が最終的に大統領に当選すれば、アイルランド系カトリックとしてはジョン・F・ケネディ以来60年ぶり、アイルランド系ではロナルド・レーガン以来40年ぶりの米国大統領になる。バイデン氏も人を最優先するアイルランド系の伝統が身に染みているといえる。

バイデン氏は翌年3月、再びワシントンで開催された核安保首脳会議を契機とした韓日米3カ国首脳会議が開かれたとき、米国代表団の一員としてオバマ大統領の隣に座った。バイデン氏は会議の間の休み時間、安氏が前回の朴大統領昼食会招待に対する感謝の挨拶とともに「家族と人間関係を重視するのがアイリッシュと韓国人の共通点」というと、とても喜んだという。

ちょうどケネディ元大統領の娘であるキャロライン・ケネディ当時駐日米国大使が近くに立っていたのと見て、まるで家族に接するように名前を呼び、朴大統領訪米時の話や安氏との対話内容を伝えて「韓国人とわれわれに共通点が多いのは事実のようだ」と話したりもした。

安氏はバイデン氏が副大統領時期、「韓国と中国が防空識別圏(KADIZ)をめぐって争っていたとき、韓国の立場を支持して中国に強硬な態度を取った」とし「バイデン氏がトランプ氏より中国に融和的であるという見方には同意しない」とも語った。2013年12月、孫娘フィネガン氏と訪韓したとき、ちょうど中国が防空識別圏宣言し、韓国もKADIZ区域を拡大して正面対応していたとき、韓国の立場を支持したという。

安氏はオバマ政府の北核政策を「戦略的忍耐」という一部の見解に対しても「公正ではない評価」と言い切った。オバマ政府8年間、中東からアジアに外交中心軸を移し、就任当初から北核解決に多くの努力を傾けてきたと話しながらだ。

安氏は「北朝鮮の4回目の核実験以降、オバマ政府のときに石炭・鉄鉱石・石油など『部門別制裁』を初めて導入する最も強力な北朝鮮安保理制裁を通過させた」とし「事実、北核解決のために最大限の圧迫が始まったのはオバマ政府の時だった」と説明した。

バイデン氏が当選した場合、外交・安保分野に重用されると議論されているほとんどの要人が北核問題に深い識見を持っていると紹介した。一例として、大統領選候補外交政策補佐官であるトニー・ブリンケン元国務副長官が、2016年初めに就任して訪問した最初の国が韓国だった。ブリンケン氏は在任中、北核解決のために韓米戦略会議も新設して毎年数回訪韓し、北核を優先順位に置いていた。



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