文在寅（ムン・ジェイン）大統領の国政遂行に対する肯定的な評価が４０％台序盤まで落ちた。

世論調査専門機関リアルメーターがＹＴＮの依頼で７－１１日のうち４日間、全国１９歳以上の有権者２５０２人を対象に調査し、１４日に発表した１０月第２週の集計によると、文大統領の就任１２７週目の国政遂行支持率は４１．４％と、前週より３．０％下落した。「国政遂行がよくない」という否定的な評価は３．８％増の５６．１％だった。肯定的な評価と否定的な評価の差は１４．７％となった。

文大統領の国政支持度は週半ばにやや反騰した。しかし「ハングルの日」の９日、チョ・グク法務長官の退陣を要求する保守陣営の集会後に大幅に下落した。調査は金曜日まで行われ、週末の検察改革集会後の世論は反映されなかった。


理念指向別には進歩層で肯定的な評価が７０％台中盤に下落し、保守層では否定的な評価が２週連続で８０％を上回った。特にチョ長官に対する賛否世論が極端に対立している状況で、中道層の世論はしだいに現政権に否定的な方向に傾いていることが分かった。中道層の支持率は９月第４週が４４．９％、１０月第１週が３９．７％ １０月第２週が３３．５％と、２週連続で下落した。同じ期間、否定的な評価は５３．６％→５６．７％→６４．１％と増えた。リアルメーター側は「文大統領の国政に対する認識が両陣営の間で依然として極端に分かれているが、進歩層が弛緩している兆候が表れた」と説明した。

政党支持度では共に民主党の支持率が３５．３％と、３．０％下落した。自由韓国党は３４．４％で、両党の差は０．９％に縮まった。特に日別集計で見ると、金曜日の１１日には民主党が３３．０％、韓国党が３４．７％となり、文在寅政権に入って初めて韓国党が民主党を上回った。

民主党は進歩層（６６．３％→６３．１％）で下落、韓国党は保守層（６４．４％→６６．９％）で上昇し、両党の核心理念結集度は３．８％に広がった。

中道層では民主党（３５．２％→２８．５％）が３０％台半ばから２０％台後半に支持率が下落したが、韓国党（３２．６％→３３．８％）は上がった。民主党と韓国党の中道層支持率格差は５．３ポイントと、文在寅政権で初めて中道層で韓国党が民主党を上回った。正しい未来党は６．３％と２週連続で上昇し、正義党も５．６％に上昇して５％台を維持した。民主平和党は１．７％、ウリ共和党も１．５％に上昇した。

今回の世論調査は７日から１１日まで「ハングルの日」の公休日（９日）を除いた４日間、全国１９歳以上の有権者２５０２人を対象に進行された。標本誤差は９５％の信頼水準で±２．０％ポイント。詳細内容はリアルメーターと中央選挙世論調査審議委員会のホームページで確認できる。