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「韓国キムチで日本人を魅了する」(1)

「本当の発酵キムチの味を日本に知らせたい」。

14-15日に東京韓国文化院で「韓国の味、発酵キムチ体験行事」を開くシンベンイキムチのアン・ミョンジャ代表(53)は「キムチのにおいに鼻をつまんで首を振っていた日本人が、キムチの優秀性を認めている」とし「いまや発酵・熟成したキムチの味を知らせる時」と語った。

数年前までデパート食品売り場の片隅にあったキムチコーナーが、いまや主力商品コーナーに食い込んでいるのが、まさにキムチ大衆化の証拠だ。


しかしアン代表は‘日本キムチ’と‘韓国キムチ’は厳格に違う食品だと指摘した。 日本キムチは食品流通期限のため発酵する前の状態で消費者の食卓に上がるということだ。

アン代表は「日本キムチは発酵していないが、韓国キムチは十分に発酵させ、熟成過程で体によい栄養分が大量に生成される」とし「熟成過程で日本キムチにはない味と営養分が生じる」と強調した。

アン代表の日本での活動期間はそれほど長くない。 故郷の全羅北道完州郡(チョンラブクド・ワンジュグン)で伝統食品体験館を運営していたアン代表を、2年前、日本埼玉県日高市にある食品会社の職員らが訪ねた。

「本当の韓国キムチの味を伝授してほしい」という要請を受けたアン代表は悩んだ末、日本に渡り、‘キムチ顧問’を引き受けることになった。 本場の熟成キムチの味を伝えたい、という思いからだった。

日高市が716年に高句麗人が定着して作った都市という点も、日本行きを決心する要因になった。 高麗郡から現在の日高市に行政区域名が変わったこの地域には、今でも高句麗神社の‘高麗神社’が残っている。


→(2)へ続く

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