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ワン・キチュンは7日、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)室内体育館で開催された2008北京五輪最終選抜戦の男子73キロ級で優勝、代表選抜ポイント78点をマークして代表に確定した。
しかしワン・キチュンに有利な判定が何度も見られ、後味の悪い大会となった。
1回戦でワン・キチュンはパン・グィマン(KRA)に投げられ、‘技あり’と思われたが、主審は‘有効’を宣言した。 この部分についてムン・ウォンベ審判委員長は「主審のミスがあった」と認めた。 起死回生したワン・キチュンは延長戦までもつれる接戦の末、判定勝ちした。
李ウォン熹(イ・ウォンヒ)との対戦でもワン・キチュンに有利な判定があった。 試合開始18秒で李ウォン熹が投げに入り、ワン・キチュンの左肩が下についたが、主審はポイントを認めなかった。
柔道界最大派閥‘竜仁(ヨンイン)大’のワン・キチュンには冷たい視線が向けられた。 ワン・キチュン本人も試合後、「自分が審判だったら‘有効’を宣言していたと思う。 審判の助けを受けたようだ」と語った。
ワン・キチュンは敗者復活の決勝で李ウォン熹を破って上がってきたキム・ウォンジュン(竜仁大)に一本勝ちし、大会を締めくくった。
敗者決勝でキム・ウォンジュンと対戦した李ウォン熹は指導2つを受けたうえ、終了10秒を残して効果まで奪われ、五輪2連覇に挑戦するチャンスを逃した。
試合後、李ウォン熹の母は審判の判定に激しく抗議した。李ウォン熹は「話すことはない」とインタビューを拒否して会場を去った。
ワン・キチュンは「李ウォン熹先輩からは多くのことを学んだ。五輪で良い成績を収めれば、申し訳ないという気持ちが少しは収まると思う」とし「足首の負傷であまり練習ができず、不安だったが、周囲の助けで勝つことができた。五輪で金メダルを取って報いたい」と語った。
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