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対日貿易の逆調は日本産の部品や素材の依存度が高いことが主な要因だ。最近では、国際原資材価格の急騰で、日本製の鉄鋼品目の価格が値上がりしたのも大きな影響だった。このような日本産の部品で、携帯電話や自動車などの主な輸出品を製造しているため、輸出が多くなればなるほど対日貿易赤字もそれに伴い、大きくなるというジレンマに陥っている。4月の対日貿易赤字の規模は欧州連合(EU)と中国で記録した貿易黒字(100億1900万ドル、1兆4989億円)を超えた。
LG経済研究院のイ・ジピョン首席研究委員は「日本に対する技術依存度が高すぎることも問題だが、対日輸出の努力をしないことの方がより大きな問題だ」とし「独創的でブランドイメージが高い製品で日本市場を攻略しなければならない」と話した。
対日貿易赤字の拡大は近い将来、再開される韓日自由貿易協定(FTA)交渉にもマイナス影響を及ぼすと見られている。韓日FTAが締結されれば、日本製品の輸入がさらに急増し、貿易赤字が拡大する可能性が高いからだ。通商交渉本部の関係者は「日本が誠意ある措置を講じない場合は、韓日FTA交渉が難航することもあり得る」と話している。
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