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政府、中国人の聖火リレー騒乱に遺憾表明

政府は28日、ソウルで27日に行われた北京五輪の聖火リレーで、中国人応援団の一部が過激なデモを行ったことについて、駐韓中国大使を外交通商部(外交部)に呼び、遺憾の意を強く表明した。

外交部の文太暎(ムン・テヨン)スポークスマンは「李容濬(イ・ヨンジュン)外交部次官補が寧賦魁駐韓中国大使に、北京五輪の成功を祈っていると伝えるとともに、中国人応援団の一部が、聖火リレーで過激な行動をしたとして、強い遺憾の意を表明した」と明らかにした。

文スポークスマンは、ブリーフィングで「外交部は昨日のデモの状況を見て、寧大使を呼んで立場を伝えようとしたが、寧大使から先に連絡をしてきた」とし「外交的に遺憾を表明したのは強い意志を表明したもの」と述べた。また、中国人留学生の一部が過激化し、その際に韓国の警察や記者団に負傷者が出たことに対して寧大使が遺憾と慰労の意を伝えてきたと述べた。


寧大使はこのほか、韓国政府の協力で北京五輪の聖火リレーが行われたことについて温家宝首相と楊潔チ(竹かんむりに「褫」のつくり)外相の感謝の言葉も政府に伝えたということだ。

文スポークスマンは「現在、警察は昨日の衝突関連資料を分析した後、関連者に法的措置を取る構えだ」とし「外交部と警察は昨日からずっと関連協議をしてきた」と述べた。

◇聖火、北朝鮮では歓迎=北京五輪の聖火リレーをめぐり、世界各地で抗議デモなどの衝突が相次いでいるが、28日、史上初の北朝鮮で行われた聖火リレーは、数万人の群衆が動員された中、特にトラブルもなく終わった。聖火リレーの現場には、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が出席、聖火を最初の走者に直接手渡すなど、北朝鮮と中国の緊密な関係をアピールした。



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