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今年の主題は「持続可能な発展と北東アジア域内での協力」。貿易・金融、エネルギー・環境、文化・教育の3の分科会で討論が行われる予定だ。27日に開かれた歓迎の晩さん会に出席した楊潔チ外相は「中国政府は、北東アジアの貿易・投資・金融での連携を強化し、3国間の自由貿易地帯の設置に向けた研究を進める考え」と述べた。
新華社通信の何平・総編集長は「06年にソウルで開催された初会合に続き、昨年は東京で第2回会議を開いた」とし「30人会が3国の利害を増大し、北東アジアの発展に寄与できるアイデアを提供してきた」と強調。
中央(チュンアン)日報・洪錫炫(ホン・ソクヒョン)会長は「30人会が▽3国首脳会談の定例化▽韓中日自由貿易協定(FTA)締結の早期推進▽西海(ソヘ=黄海)共同漁場の開発▽漢字辞典の共同制作▽クリーンエネルギーの共同開発--など立派なコンテンツを提案し、3国を象徴する知的ネットワークに位置付けられている」と評価した。また「昨年末と今年初めにそれぞれスタートした3国の新政府は、過去よりは未来を、対立よりは協力を目指す」とし「30人会の趣旨と一致するだけに、30人会が提案するアイデアを3国政府が小さなものから実践してほしい」と期待感を示した。
日本経済新聞社・杉田亮毅社長は「靖国神社参拝問題により政府レベルの交流がほぼ断絶していた05年に30人会のスタートが取りあげられ、それ以降3国間の交流が活発になった」とし「第3回会議ではこれまで協議した内容をまとめて、各国政府が現実政策に反映できるようにしよう」と提案した。
◇韓中日30人会=中央日報・新華社通信・日本経済新聞が共同で発議し、韓中日3国の経済・教育・文化などの専門家30人からなる民間会議。3国が交代しながら毎年1回会議を開催する。韓国の李洪九(イ・ホング)元国務総理、中国の銭其シン元外相、中曽根康弘元首相が、それぞれ韓中日3国の代表を務めている。
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