性犯罪者の足首につけられるGPSアンクレットが25日午後、ソウル瑞草区(ソチョグ)瑞草洞最高検察庁で公開された。(写真=キム・ソンリョン記者) |
13歳未満性犯罪者、および性犯罪常習犯に24時間追跡の電子足輪
「性犯罪者は電子足輪を風呂でもはずせません」――。
法務部は25日、法の日を迎え、児童及び常習性犯罪者に着用させる予定である電子足輪(GPSアンクレット)を公開した。電子足輪制度は10月から施行される。
法務部はこの日午後、瑞草洞最高検察庁で開いた試演会で▽電子足輪▽ポータブル位置情報(GPS)発信機▽固定用家宅監視装置――などを公開した。裁判所の付着命令を受けた13歳未満児童性犯罪者と常習性犯罪者は、一方の足首に電子足輪を最長5年間、常につけていなければならない。
性犯罪者の位置はGPS発信機を通じて24時間、法務部の中央管制センターに伝達、記録される。電子足輪を付着した全国の性犯罪者を同時に追跡することができる中央管制センターは、ソウル東大門区徽慶洞(トンデムング・フィギョンドン)のソウル保護観察所に設置された。
電子足輪を付着した性犯罪者に対する監督責任を行う保護観察官や警察など、捜査機関もポータブル位置追跡装置(PDA)に内蔵されたナビゲーションシステムを通じて性犯罪者の位置と移動経路をリアルタイムで把握することができる。
保護観察官は電子足輪を通じて該当の性犯罪者が裁判所が電子足輪付着命令とともに課した▽子供保護エリアなど特定地域への訪問禁止▽被害者への接近禁止▽特定時間外出禁止――など特別遵守事項を履行しているかも監視する。
電子足輪システム製作会社の三星(サムスン)SDSイ・チャンハ首席マネジャー(46)は「足輪の重さが80グラムとわずかで、完全防水。人体には無害なウレタンで製作されており、日常生活には支障はない」と説明した。
犯罪予防政策局キム・ビョンベ事務官は「電子足輪制度を通じて性犯罪者自ら24時間、監視を受けるという事実を常に意識するため、再犯の意志を減少させる効果をおさめるものと期待している」と述べた。
この記事を読んで…