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総合格闘技「K-1」選手の崔洪万(チェ・ホンマン、28)に対し、軍入隊3日目の23日、‘自宅待機’措置が取られた。
陸軍によると、崔洪万は脳下垂体に腫瘍(しゅよう)があるという診断書を提出しており、再検査を受けたうえで兵役が免除されるかどうかが決まる。
陸軍側は「プライバシーもあり、詳しい内容は公開できないが、近く再検査を受けることになるだろう」と伝えた。
99年の身体検査で第4級(公益勤務要員=代替兵役の一種で公益機関などで警備・奉仕活動を行う)の判定を受けた崔洪万は、再検査で5~6級と判定されれば兵役免除となる。再び4級の判定を受けた場合は公益勤務となる。
このニュースが報じられた後、ネットユーザーは「納得できない」という反応を見せた。軍事訓練を受けられない状態なのに、K-1のリングに立つことはできたのか、ということだ。
あるネットユーザーは「総合格闘技より軍事訓練のほうが厳しいというのか。兵役逃れのために診断書を提出しているのでは」とコメントした。
末端肥大症の疑いで昨年6月に米ロサンゼルスで開催されたK-1・プレミアムダイナマイトの試合に出場できなかった崔洪万は当時、「私は健康だ。出場を認めてほしい」と主催側に抗議したこともある。崔洪万は「腫瘍があるのは事実だが、悪性ではない。試合出場には問題ない」と強調した。それ以降、崔洪万は各種の試合に出場してきた。
「崔洪万の立場は理解できる」という意見も少なくない。あるファンは「218センチ、160キロの崔洪万の入隊は最初から無理なことだった。腫瘍もあるので再検査を受けるのが当然」という見方だ。崔洪万の父チェ・ハンミョンさんも「息子の健康を心配している。帰宅措置を受けたぐらいなら、完治のために早期に手術を受けなければならないのでは」と話している。
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