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シャラポワも認めた味…抱川韓牛農家の秘密(1)

品質高級化およびブランド化で韓牛の競争力を高めてきたハンチャン牧場のキム・インピル代表(右)と息子ヒチョルさんが23日、京畿道抱川の畜舎で話をしている。 写真=辺ソン九(ピョン・ソング)記者



23日午後、京畿道抱川市永北面(キョンギド・ポチョンシ・ヨンブクミョン)のハンチャン牧場。 畜舎にいた牛は1時間ほど付近を散歩した後、牧場で作られた飼料と地下岩盤水で夕食をとった。 牛1頭当たりの畜舎面積は20平方メートルと広く、清潔に維持されていた。

キム・インピル代表(64)は「牛がストレスを受けずに成長する環境を作ってこそ、肉質も良くなる。高品質を維持しなければ米国産牛肉に市場を奪われてしまう」と語った。


◇「負けられない」=牛の毛を磨き、顔の表情をチェックしたキム代表は「牛肉市場の開放で韓牛農家の心配は深まっている」と語った。

飼料の価格はすでに大きく値上がりした。 こうした状況の中、韓牛の半値にもならない米国産牛肉が大量に入ってくれば、韓牛農家は打撃を受けるしかない。

しかしキム代表は「だからといって黙って負けるわけにはいかない。品質さえ良ければ消費者は必ず求めてくれる。米国産牛肉とは違う高級肉を生産すれば、消費者は韓牛を買うはずだ」と語った。

まず品種改良と現代的な飼育施設を整えることに努力した。 日当たり、風の方向も考えて畜舎を建てた。 牛がストレスを受けないよう人の出入りを減らし、その代わりにカメラを設置した。 出生から食肉処理までの飼育情報をすべてコンピューターに入力した。

キム代表は日本の和牛の成功例を熱心に勉強している。 日本も牛肉市場が開放されたが、和牛は厳格な品質管理とブランド化で米国産牛肉の10倍以上の価格で売られている。 キム代表は最近も1年間に2回は日本を訪問し、畜産農の経営ノウハウを学んでいる。→(2)へ続く



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