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ハッカーが韓国を狙う理由

「個人情報の流出を確認した後も、隠そうとばかりしている」。

インターネット競売サイト「オークション」のウェブサイトがハッキングされたのに続き、青瓦台(チョンワデ、大統領府)のコンピューターシステムにハッカーが侵入し、重要情報を盗み出す事件が発生したことをめぐって、インターネット・セキュリティー専門家が問題点を指摘している。

専門家らによると、▽ずさんなセキュリティーシステム▽政府・企業の‘情報保安不感症’▽個人情報を要求しすぎる慣行--などが、「クラッカー(悪意あるハッカー)」が韓国を狙う理由だという。


ハッカー攻撃の監視者ホン・ミンピョさん(30、ワウハッカー代表)は「ハッカー行為を監視する専門家やセキュリティー会社が、公共機関や企業の欠陥を指摘すると、多くの場合、感謝の言葉ではなく怒りを表し、沈黙を強いる」と話す。問題を改善するよりも、外部に公開されるのを防ごうとしているのだ。

ホンさんは「セキュリティー担当者は『上部に知られたら責任を問われる』と言って報告もしないケースが多い」と伝えた。

ハッカー国際大会に韓国代表として出場したことのある男性は「韓国のポータル大手も数週間、ハッカーに侵入されたことを公開しなかった」と明らかにした。個人情報が流出した場合、直ちに公開して被害の最少化に努めるべきだが、こうした措置を取っていないということだ。



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