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君は海外留学?僕は山村留学!



都市部の小学校や中学生が長期間にわたって、自然豊かな農山で生活をする「山村留学」が広がっている。山村留学は、学校と塾を行き来する厳しい日課のなか、学習障害・無気力症(アパシー)・引きこもりなどに苦しめられている子供たちに、自然の治癒を経験させる空間を与えるとともに農家の過疎化に歯止めをかける、という二重の効果を生んでいる。

山村留学は休みの期間中に2週間~2カ月にわたって行われる生態体験キャンプや、各種学校の「オルタナティブスクール(代案学校)」とは異なる。学期中に農村の分校で、当地の生徒と全く同じ公教育の授業を受け、放課後には自然の中で思い切り遊ぶことができる。ソウル江南区大峙洞(カンナムグ・テチドン)、蘆原区中渓洞(ノウォング・チュンゲドン)や京畿道盆唐(キョンギド・プンダン)、一山(イルサン)などいわゆる「教育熱」が高い所からの留学生が多い。


ハンドゥミ村に留学中のテハクさん(12)の場合、塾の一番地とされる大峙洞から来た。上位グループの成績にもかかわらず自信がなかったテハクさんは、ある日、父とコンピューターで山奥の村を見ている途中「こんな所で暮らしてみたい」と思った。結局山村留学を決めた。プログラムがまだ小学生を中心に行われていて、留学期間も6カ月から1年の間。

現行の小中学校教育法上、3カ月までは「都市・農村の交流」という名目から転校の手続きなしに農村の学校に通えるが、それ以上の期間になると転学の手続きが必要だ。日程は都市で過ごす以上に厳しい(?)。午前7時に起きて午後9時に睡眠を取る。午前9時~午後3時は学校で過ごすが、放課後は自然と共に過ごす。洞穴、渓谷などを歩いたり、花を見に行ったり、自転車に乗ったり、手作り料理、野球を楽しむなど、やることはいっぱいだ。

こうしたプログラムだけでも忙しすぎて塾などに通う余裕はない。コンピューターでの娯楽、テレビ、携帯電話も面白くなくなる。ピザやフライドチキンの代わりに、春には山菜を、秋にはジャガイモを焼いて食べる。適応できなかったり親に会いたがったりする場合、いつでも帰ることができるが、大半の子供たちが1年という期間を短く感じるようだ。

親とともに引っ越してきて暮らす德峙(トクチ)小学校以外は、いずれも村立会館などを改造した寮のような所で団体生活をする。山村留学に参加する前には、休みの短期キャンプを通じて子供たちが農村生活に適応できるかを確認してみるのがよい。

教師の金竜沢(キム・ヨンテク)さんは「子供が嫌がるのに親が無理に留学させる場合は問題が生じる」とアドバイス。いったん留学させた後も、きちんと適応できるよう親が細かく気を配るのも必要だ。ある関係者は「突然の変化は子供に衝撃を与えることがある。農村生活の大きな枠組みを破らない範囲で、所持品の持ち込みを許している」と話した。



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