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コチュジャンの辛さが5種類に分けられる。コチュジャンの大手メーカー・CJ第一製糖(チェイルジェダン、ブランド名「ヘチャンドル」)と大象(テサン、同・チョンジョンウォン)は15日、韓国食品研究院・韓国伝統食品研究団と共同で、コチュジャンの辛さの度合を標準化する作業に乗り出した。
辛さの度合は、辛い味を出す成分のカプサイシンの含量をベースに、マイルド(mild)-中辛マイルド(slightly hot)-中辛(moderate hot)-辛口(very hot)-激辛(extremely very hot)の5種類に区分する計画だ。
今回の研究は、コチュジャンのグローバル化に向けて、標準化が必要とされる、という判断から進められるものた。CJ第一製糖・食品研究所のパク・ヒギョン博士は「外国ではコチュジャンの認知度が低く、辛い味のソースとして販売しなければならないが、そうした場合、辛さの度合を知らせるのは必すだ」と説明。
最近では欧州でもメキシコやインドの料理などの影響で、辛い味を楽しむ人口が増えている。そのために、「韓国的な辛い味の教範」といえるコチュジャンも欧州市場に参入する準備をしているのだ。研究チームは、国内外のコチュジャン製品の辛さを分析し、消費者の五感を活用した官能検査も行なう、としている。
それを土台に、辛味を区分できる指標を開発し、それを製品などに表記する案を提示する計画だ。関連機関の分析によると、昨年、韓国内の工場で生産されたコチュジャンは総約15万トンで、市場規模は3000億ウォン(約300億円)にのぼる。また、コチュジャンは昨年、米国・日本・中国など約50カ国で1112万ドル(約11億円)分が売れた。
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