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<バージニア工大銃乱射事件から1年>「チョ・スンヒの家族は隠遁生活」

07年4月16日。 桜の花が満開の米バージニア州南西部の小さな都市ブラックスバーグのバージニア工科大で惨事が起きた。 同大学英文科4年だった韓国系のチョ・スンヒが講義室で学生や教授に向けて銃を乱射し、32人の命を奪った後、自ら命を絶った。

米国史上最悪の銃器惨事からもうすぐ1年。12日に訪ねたバージニア工科大は例年と変わりなく桜の花が咲いていた。 雲一つない土曜日の午後、家族と一緒に学校を訪れた新入生の明るい姿からは、銃乱射事件の暗い過去は感じられなかった。

惨事を物語っているのは大運動場に建てられた公式追悼碑とこれを囲む32の追悼碑。「リマ、君に会いたくてたまらない。 君は愛しい笑みを浮かべながら私たちを見守っているのだろう。 愛してる」。一枚の紙が追悼碑の前に置かれていた。 別の追悼碑の前には犠牲者の家族や友人が書いたバースデーカードや写真があった。 大学を訪れた付近の住民や子どもたちも追慕碑の前で黙とうした。


バージニア工科大には500人余の韓国系学生がいる。 在米同胞のキム・セヨンさん(生物学科4年)は「銃撃事件のために韓国人の立場が難しくなるようなことは特になかった」と語った。 別の大学院生も「周囲の心配とは違い、この1年間、韓国人学生が脅迫や嫌がらせを受けることはなかった。 学校側が配慮してくれている」と話した。

事件当時、事件発生場所のノリスホールで学生を教えていた機械力学学科長のプリー教授は「1年が過ぎた現在でも、当時の銃声と悲鳴、窓の外に飛び降りた学生の姿が頭から離れない」と語った。

しかしプリー教授は「バージニア工科大事件はどこででも起こりうる事件だった。 犯人が韓国人だったということは全く重要でない。 この事件のために韓国人学生が脅迫を受けることがあれば、人種差別犯罪として扱い厳重に対処するというのが大学側の方針」と述べた。

大学側は惨事から1年となる16日を‘追悼記念日’とし、休講にしてさまざまな追悼行事を行う計画だ。

一方、チョ・スンヒの両親ら家族は事実上の隠遁生活を送っていると、ワシントンポストが12日報じた。 弁護士は「家族はずっと闇の中で生きている」と話した。



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