ＬＧ電子が‘タッチスクリーン’型携帯電話機で米国市場を攻略する。

北米最大通信展示会「ＣＴＩＡ２００８」に参加した安承権（アン・スンクォン）ＬＧ電子ＭＣ事業本部長は「今年からＡＴ＆Ｔ、ベライゾンなど各米国通信会社別にそれぞれのタッチフォンを供給する」と明らかにした。


米国最大移動通信会社のＡＴ＆Ｔは来月から販売のモバイルテレビ端末機としてＬＧタッチフォン‘ビュー’（Ｖｕ）を出す。 今回の展示会に初めて公開された‘ビュー’は、７．５センチ（３インチ）大型インタラクティブタッチスクリーン、２００万画素カメラ、ブルートゥース機能を搭載している。

ベライゾン・ワイヤレスも昨年末に発売されたＬＧタッチフォン‘ボイジャー’（Ｖｏｙａｇｅｒ）や‘ビーナス’（Ｖｅｎｕｓ）などの人気を受け、最近、供給量を大きく増やした。

安本部長は「５カ月間で‘ボイジャー’が７０万台、‘ビーナス’が５０万台売れ、ヒットモデルになった」と伝えた。

‘ボイジャー’は全面タッチスクリーンとＰＣキーボード方式のＱＷＥＲＴＹキーボードがついたホルダー型モデル、‘ビーナス’は２つのディスプレーが装着されたタッチナビゲーション端末機。

安本部長は「先月から移動通信会社アルテルを通じて、従来のプレミアム端末機‘シャインフォン’に全面タッチスクリーンを適用した‘グリマー’（ｇＬＩＭＭＥＲ）を米国全域で販売している」と述べた。

安本部長は「今年の米国市場は、往年の強者だったモトローラの勢いが弱まる一方、世界１位のノキアが本格進出するなど最大の激戦地になるだろう」とし「タッチフォンで米国市場をリードしていく」と語った。