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大連、韓国・日本企業に無関税優遇措置

夏徳仁大連市長が25日に本紙の記者と会見し、現在推進中の韓・日・中自由貿易示範モデル地区計画について語っている。(写真=金成竜記者)



中国の東北地域の港町大連が自由貿易港を夢見ている。

都市の一部地域を特区化し、中国はもちろん、韓国と日本企業が進出して製造と貿易を活発に行えるコンセプトで計画を推進している。25億ドル規模のインテルの半導体工場を誘致し、夏のダボスフォーラムを開催するなど、最近大きな「作品」を作った大連の夏徳仁市長(53)がその指揮者だ。中国で行政官というよりも「CEO」のような市長という評価を得ている人物だ。


25日ソウルの新羅(シンラ)ホテルで開幕した「大連週間」のイベントに出席するため夏徳仁が韓国を訪問した。夏徳仁市長に会い大連市が野心を燃やして取り組んでいる「韓・日・中自由貿易モデル地区」の建設計画についてインタビューを行った。

--自由貿易モデル地区はどのように造成するのか。

「現在建設されている大連の大窯湾保税区内に50万平方キロメートル規模で造成する。韓国と日本の企業が自由に企業活動を行い、関税をなくすなどの自由貿易のための優遇措置が与えられる。モデル地区は3カ国間で進められている自由貿易協定(FTA)のモデルになるはずだ」

--このモデル地区を大連に設けた背景は何か。

「大連は中国と韓国、そして日本企業が出会う場所だ。大連全体の貿易で日本と韓国が占める割合は約40%に達している。日本と韓国の累積投資金額は110億ドルで大連全体の投資金額の半分を占めている。大連に3カ国間の自由貿易モデル地区が設立されるの当然だ」

--中央政府の承認が必要になった懸案だったと思うが。

「そうだ。今、議論している。明らかに言えることはこのプロジェクトが理論的な構想過程を終え、具体的な実行段階に立ち入っているということだ」

--大連をどのように導いていきたいか。

「大連のビジョンは‘アジア最高の自由貿易港’だ。すべての都市行政がそのビジョンを実現させるために力を注いでいる」

--大学教授から行政官僚として変身を遂げたケースとして有名だが。行政哲学があるか。

「市長として在職したこれまで5年間大連の経済は毎年14~17%の高い成長率を記録した。政治の目的は結局、民生だ。市民の生活を向上させるために国際化も推進し、保税区や自由貿易地区も造成する」



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