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4月9日の第18代総選挙(国会議員選、小選挙区245・比例代表54)に向けた比例代表名簿が発表されたなか、与党ハンナラ党「親朴槿惠(パク・グンヘ)派」の5番に選定されたタレント、金乙東(キム・ウルドン、62)氏が話題になっている。
「将軍・金佐鎭(キム・ジュァジン)の孫娘」で知られる金氏は、比例代表候補約190人のうち唯一のタレント出身。「親朴派」のヤン・ジョンレ(30、新時代の波女性青年の幹事)、宋永仙(ソン・ヨンソン、54、党スポークスマン)候補らに続き、女性としては3番目に登録された。
金氏は財産申告(21億9800万ウォン)も済ませた。1967年に東亜(トンア)放送の声優として芸能界にデビューした金氏は、71年に東洋テレビ(TBC)のタレントを経て、80年、公営放送・KBS(韓国放送公社)に入社した。
多様な芸能活動を繰り広げた後の95年、ソウル市議会の議員として政界に入門。それ以降、97年に自由民主連合(自民連)中央党の女性福祉特別委員長、2000年に自民連・京畿道城南市寿井区(キョンギド・ソンナムシ・スジョング)地方区委員長、03年にハンナラ党京畿道城南市寿井区地方区委員長を経て、04年、第17代総選挙の当時、京畿道城南市寿井区で出馬したが苦杯をなめた。
05年の国会議員・補欠選ではハンナラ党を離党、洪思徳(ホン・サドク)元議員陣営を支援したりもした。今回比例代表の上位に含まれた理由の一つが当時の洪氏との格別な縁のためとされる。「国会入城」はまだ確実ではない雰囲気だ。ハンナラ党関係者は「親朴連帯の支持率から考えて、比例代表3席までは安全圏といえるが、5席までは壮語しがたい」とコメント。
一方、金氏は昨年1月、某マスコミとのインタビューで「息子(タレントの宋一国)のために政治はしない」と宣言したことがある。「母」の選挙活動のために「息子」のドラマキャスティングが取りやめになったケースが度々あったからだ。
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