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第44回百想(ペクサン)芸術大賞で、映画『追撃者』が最多部門(作品賞・監督賞・最優秀演技賞など総5部門)にノミネートされたなか、『生涯最高の瞬間』と『シークレットサンシャイン』(原題:「蜜陽」)がそれぞれ4部門にノミネートされ、接戦を繰り広げるようになった。
『スカウト』も最優秀演技賞と監督賞・シナリオ賞の3部門にノミネート。百想芸術大賞・映画部門は、07年4月から今年3月までの1年間公開された作品を対象とする。大衆的人気と芸術的完成度を兼備した作品に授ける作品賞部門では、『生涯…』、『追撃者』、『シークレット…』、『華麗なる休暇』(米題:「TBD」)、『幸福』が競合する。
全度妍(チョン・ドヨン)をカンヌの女性にしてくれた『シークレット…』、今年前半のヒット作『生涯…』と『追撃者』、昨年の夏に大ヒットした『華麗…』と許秦豪(ホ・ジノ)監督の『幸福』のうちどの作品が栄誉のトロフィーを獲得するのか注目される。
最優秀演技賞は百想芸術大賞のハイライト。男優部門には宋康昊(ソン・カンホ)と任昌丁(イム・チャンジョン)、キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、辺希峰(ビョン・ヒボン)がノミネートされている。とりわけ『追撃者』で印象的な演技をアピールしているキム・ユンソクとハ・ジョンウの対決が注目を集めている。
最優秀演技賞・女優部門では、イム・スジョン、チョン・ドヨン、キム・ミンヒ、キム・ジョンウン、金允珍(キム・ユンジン)が競争する。監督賞では、林順禮(イム・スンレ)、李明世(イ・ミョンセ)、李滄東(イ・チャンドン)、キム・ヒョンソク、ナ・ホンジン監督らが激突。潜在力豊かな新人を選ぶ新人演技賞にも、男女それぞれ5人がノミネートされた。
『楽しい人生』のチャン・グンソクと『ウエスト32番街』のキム・ジュンソン、『用意周到ミス・シン』のハン・イェスル、『食客』のイ・ハナなどが名乗りを上げている。4月24日午後6時にソウル国立劇場で行なわれる第44回百想芸術大賞・授賞式は、民放・SBSテレビ(ソウル放送)で生中継される予定だ。
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