成均館（ソンギュングワン）大のイ・アリムさん（教育学科４年）は今月３１日、教育実習のため北京の韓国国際学校に行く。

イさんは「外国で暮らしている子供なので、韓国に比べると教育的に疎外されやすい。それを補うためにも徹底的に授業の準備をした」とし「４週間という短い期間だが、子供たちに多くのことを伝え、自分も中国についていろいろと学びたい」と語った。

海外で教育実習を行う大学が増えている。初めて海外教育実習をスタートしたのは高麗（コリョ）大学。高麗大は昨年、米国のミズーリ大学に４人の学生を派遣した。年末には全州（チョンジュ）教育大学の学生３人が上海国際学校で４週間の教育実習を行った。


今年は成均館大が３１日に北京の韓国国際学校に４人を派遣する。建国大も３１日に北京国際学校とタイ・バンコクの韓国国際学校に計１１人を派遣する。建国大は体育専攻の武術有段者と国楽特技者も派遣し、放課後の活動を支援する計画だ。

両大学は実習に行く学生の現地滞在費と航空料を支給する。成均館大の李明学（イ・ミョンハク）師範大学長（５３）は「実習生は海外経験と教育実習を同時にできる一方、現地の学校は韓国の最新教育に触れられるのでお互いプラスになる」と説明した。