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<安養女児失踪事件>チョン容疑者「反抗したので殺した」

安養(アニャン)小学生殺害事件のチョン某容疑者が逮捕令状実質審査を受けるため、19日、安養警察署を出ている。



殺害認める…君子川の遺体イェスルちゃんであることが確認

イ・ヘジンちゃん(11)、ウ・イェスルちゃん(9)を殺害し、死体を遺棄したとして令状が請求されていたチョン某容疑者(39)が19日、逮捕された。水原地裁の高弘錫(コ・ホンソク)令状専門担当判事はこの日、特定犯罪加重処罰法上の未成年者略取・誘拐および殺害、死体遺棄の疑いでチョン容疑者に対して逮捕令状を発行した。


高判事は「逮捕令状に請求された犯罪事実について逮捕令状を発行できるに値するほどの自白があり、逃走および証拠隠滅の恐れがある」として逮捕令状を発付した理由を明らかにした。

チョン容疑者はこの日の逮捕令状の実質審査で「酒に酔って車を運転している途中、子供らがかわいいので車から降りて頭を撫でようとしたところ反抗したので殺した」と自白し、殺害容疑を認めた。

水原地裁林民成(イム・ミンソン)公報判事は「容疑者が逮捕令状の実質審査で“交通事故ではない行為によって子どもたちが息をしなくなると、自分の家に連れて帰り、殺害した”と陳述した」と説明した。

逮捕令状によるとチョン容疑者は昨年12月25日午後5時ごろ安養市安養8洞安養文芸会館近くの道で家に帰る途中だった2人の女児を発見して誘い出した後、何かの方法で殺害した疑いだ。チョン容疑者は遺体をナタやノコギリなどでバラバラに解体した後、レンタカーのトランクに積み、水原市好梅実(スウォンシ・ホメシル)インターチェンジ近くの山中や始興市烏耳島(シフンシ・オイド)の君子(クンジャ)川にそれぞれ遺棄した容疑ももたれている。

しかしチョン容疑者は、逮捕令状の実質審査を終えた後、記者らに「酒を飲みすぎていたのであまり記憶がない。故意で殺したのではない」とし、飲酒運転による交通事故という従来の主張を繰り返した。また遺体の解体と遺棄については「隠したかったのでそうした」と話した。2004年に発生した軍浦市のテレクラコンパニオン失踪事件については「全く関係なく実に覚えのない話」と述べ否認した。

警察は国立科学捜査研究所のDNA検査の結果、18日、始興市君子川で発見された遺体の一部がイェスルちゃんのものであると確認されたと明らかにした。またチョン容疑者の自宅トイレから採取された血痕もイェスルちゃんのものであるのことが判明した。警察がチョン容疑者の自宅近くにある空地から回収した2つのノコギリの持ち手(プラスチック製と木製)から発見された血痕もそれぞれヘジンちゃんとイェスルちゃんのものであることが確認された。

警察はこの日午前9時から始興市君子川で戦・機動警察と韓国水資源公社、消防署員ら約200人を動員し、イェスルちゃんの遺体捜索作業を再開した。しかし残りの遺体を捜し出すことはできなかった。これに先立ち18日午後、君子川6~8橋で捜索作業を行い、イェスルちゃんのバラバラになった両腕と両足、胴を発見した。

チョン容疑者はこの日の逮捕令状の実質審査を終えた後、安養警察署に再び護送された。チョン容疑者は逮捕期限(10日)まで、警察で取調べを受け、その後検察に送検されて補強調査を受けることになる。



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